首都圏の連続不審死事件で、殺人罪などに問われた無職、木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第16回公判が6日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であり、千葉県野田市の自宅が全焼して焼け跡から遺体で見つかった無職、安藤建三さん=当時(80)=の事件の審理が始まった。
起訴状によると、木嶋被告は09年5月15日、安藤さんを睡眠薬で眠らせ、練炭を燃やして一酸化炭素中毒と熱傷で殺害したとしている。
2人は08年6月に婚活サイトを通じて交際。検察側は冒頭陳述で、安藤さんはデート中に4度意識を失い、木嶋被告はこの際に安藤さんのクレジットカードなどを無断使用していたと指摘した。
(紙面から)