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事件
【連続不審死第16回公判詳報(7)完】抹茶オレやビーフシチューに入った睡眠薬は気付かない 大学教授が証言
(15:55~16:47)
《首都圏の連続殺人事件で練炭自殺に見せかけ男性3人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)に対する裁判員裁判。さいたま地裁で開かれた第16回公判は千葉県野田市の安藤建三さん=当時(80)=の血液から検出された睡眠薬の量を測定した大学教授に対する検察側の証人尋問が続く》
《男性教授などによると、安藤さんの血中濃度と過去のデータを比較すると、安藤さんは少なくとも高齢者が1日に摂取する量の11倍にあたる11錠近くの睡眠薬「ハルシオン」を飲んでいたという》
《木嶋被告は平成17~19年に不眠などを理由に、約650錠の睡眠薬を医師から処方されていたことが、これまでの公判で明らかになっている》
《検察側の質問に対し、大学教授は「最低限11錠で、もっと多い可能性もあった」と指摘した》
検察官「多量のハルシオンは飲み物や食べ物に入れると味が変わりますか」
証人「(ハルシオンは)水に溶けません。溶けないということは味がしないということ。例えばビー玉を口に入れても、溶けないので味がしないでしょう」
検察官「ハルシオンは水に溶けませんが、別の睡眠薬『マイスリー』は水に溶けにくい(=多少は溶ける)ということのようです」
証人「おそらくちょっと苦い味がすると思います。量が少なく、(入れたのが)味の濃いものであれば気付かないでしょう」
検察官「例えばどんなもの?」
証人「甘いあんこやカレー、シチューなどですね」
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