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事件
【連続不審死第16回公判詳報(2)】「気が合うのでお金はいらない」「喧嘩するも仲直り」 2人の信頼関係強調する弁護側
弁護人「安藤さん宅を掃除中、木嶋被告は(安藤さんの)カードの利用明細を見つけ、キャッシングをしていることが分かりました」
「木嶋被告は『経済的に苦しい中で援助してくれている』と考え、自分でお金を出したこともあります。日帰り温泉に行ったときや、浅草に行ったときには自分でお金を出しました」
《証言台の前に立った弁護人は裁判員らに体を向けて、手ぶりを交えながら抑揚をつけてゆっくりと説明を続ける》
弁護人「安藤さんのカードの支払いでお金を出したこともあります」
《弁護側は木嶋被告が一方的に金を受け取っていたわけではなく、木嶋被告と安藤さんが対等な立場にあったと印象づけたいようだ》
弁護人「安藤さんは79歳と高齢だったが、木嶋被告と気が合い、手料理を振る舞うこともありました。木嶋被告はお金がもらえなくても掃除や食事の準備をしていました。20年12月には銀行からお金を下ろすことも頼まれるようになりました」
「20年12月26日、池袋で買い物をしました。安藤さんは疲れて先に帰りましたが、安藤さんからクレジットカードを渡された木嶋被告は、このカードで年末年始用の食品を買いました」
《2人の“信頼関係”を強調する弁護側。検察官はじっと聞き入っている》
《弁護人は21年3月、木嶋被告が安藤さんから「別の交際女性」の存在を知らされたと説明。木嶋被告が「『最期を看取る相手』が見つかったと思った」と指摘した》
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