地方【連続不審死公判】寺田さん事件審理終了 検察・弁護側双方とも苦渋…証拠乏しく核心迫れず+(2/2ページ)(2012.2.5 21:03

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【連続不審死公判】
寺田さん事件審理終了 検察・弁護側双方とも苦渋…証拠乏しく核心迫れず

2012.2.5 21:03 (2/2ページ)

 ただ、寺田さんを眠らせた方法については、「何らかの方法で」としか立証できておらず、直接的な殺害行為に関しては十分に言及できなかった。

死亡推定日で論争

 弁護側が執拗(しつよう)に追及しているのが、死亡推定日だ。

 寺田さんは平成21年2月4日、自宅で遺体で発見された。検察側は、(1)遺体の腐敗状況(2)1月30日夜まで寺田さんの携帯電話使用履歴がある-などの点から、死亡推定日を「1月31日」と主張。弁護側は「検察側がいう遺体の腐敗状況には疑問がある」と、「2月1日から2日」としている。被告が1月30日に室内に練炭をたいて寺田さんを殺害したとの検察側主張に疑義が生じるからだ。

 2日の第14回公判では、弁護側証人として日本医科大大学院教授が出廷。豚肉を使った再現実験の結果を基に、弁護側主張を裏付ける証言をした。当時の室温などで解釈に幅があり、双方が死亡推定日をめぐり「水掛け論」的なやりとりになる場面もあった。

 6日から、千葉県野田市の安藤建三さん=当時(80)=殺害事件の審理が始まる。(清作左)

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