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2012年2月8日(水) 12:03 |
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海底トンネル事故、先端付近にくぼみ
7日、岡山県倉敷市の水島コンビナートの海底トンネルで起きた事故で、海上保安部が調査をした結果、トンネル先端付近に大きなくぼみがあったことがわかりました。 事故のあった現場では、8日朝から岡山県警の水難救助隊などの捜索が再開されています。
掘削中に海水があふれ出す事故があった海底トンネルの入り口に、8日午前10時すぎから岡山県警のダイバーが潜って捜索が再開されました。 事故が発生したのは7日午後0時半ごろで、海底トンネルの中で作業をしていた愛知県知多市の弘新建設のシールド工・渕原義信さんら5人が行方不明となったままです。 一方、7日夜、水島海上保安部は音波を使った海底の調査を行った結果、トンネルの立て坑の底の部分から155mほど沖、トンネルの先端から15mほど先の海底に、直径20m、深さ最大3.5mのくぼみがあったことがわかりました。 7日の会社側の会見では、トンネル先端部からの浸水や、天井部分の落盤の可能性があると指摘していましたが、原因は分かっていません。 海上保安部は、くぼみと事故との関連があるかどうかはわからないとしていますが、ダイバーが潜って8日朝から調べています。 また、8日午前の会見で、立て坑から海水が吹き上がるようにでてきて、地上にあるモニター室も水浸しになったという説明がありました。 発生からまもなく丸1日がたち、2次災害を警戒しながらの捜索が続きます。
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