憲伸、結婚！お相手は父が米国人の２９歳一般女性…中日

　中日の川上憲伸投手（３６）＝前ブレーブス＝が結婚していたことが７日、分かった。お相手は２９歳の一般女性、ミナ・パターソンさん。米国時代に知人の紹介で知り合い、昨年末に入籍していた。

　古巣で復権を目指す元エース右腕がゴールインした。関係者の話を総合すると、お相手のミナさんはスレンダー系の美人で、父が米国人、母が日本人。川上はブレーブス入団後に知人に招待されたパーティーで知り合い、交際に発展。元英語講師で語学が堪能という才女だ。

　０８年オフに中日からＦＡ宣言した川上は、米大リーグ、ブレーブスと３年契約を結んだが、右肩痛に苦しみ、３年間で通算８勝２２敗、防御率４・３２。昨季は一度もメジャーのマウンドに上がれなかった。「肩の状態とか、微妙なニュアンスの表現が僕にはできなくて、不安のある状態で投げていた」。異国で言葉の壁に苦しんだ右腕の心の支えとなっていたのがミナさんだった。

　川上は１月３１日に中日と契約。４年ぶりの日本球界復帰を決めたが、生活面のサポートを受け、野球に打ち込める環境を整えてくれる最愛のパートナーを得たことが大きい。再起を期すプロ１５年目のシーズンへの決意が込められた結婚だった。

　この日も今キャンプで４度目のブルペン入りし、７８球を投げた。１０日には初めて打撃投手で登板予定で「思ったより疲れはきていますけど、肩の張りは大丈夫です」と満足げな表情を見せた。目指すのは３月３０日、広島との開幕戦（ナゴヤＤ）のマウンドだ。自身７度目の大役をつかみ取り、新妻に記念の１勝を贈る。

　◆川上　憲伸（かわかみ・けんしん）１９７５年６月２２日、徳島市生まれ。３６歳。徳島商高では９３年夏の甲子園８強。明大を経て９７年ドラフト１位で中日入団。０４年に１７勝７敗、防御率３．３２で最多勝、ＭＶＰ、沢村賞獲得。０９年に米大リーグのブレーブスと３年契約を結んだが、昨季メジャー昇格がなく、通算８勝２２敗、防御率４．３２。今季から中日に復帰。日本通算１１２勝７２敗、防御率３．２２。１７９センチ、９０キロ、右投右打。血液型Ｏ。

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