貴乃花親方 吉本新喜劇で大阪場所PRしまっせ〜
スポニチアネックス 2月8日(水)7時1分配信
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スポニチ大阪本社を訪れた大相撲春場所担当部長の貴乃花親方 |
2月1日の就任以来、次々とファン拡大案を提示してきた貴乃花部長の次なるターゲットは大阪が誇る“お笑いの聖地”吉本新喜劇のステージだった。この日、大阪府庁を訪問した同親方は、春場所のPR作戦について切り出し「吉本新喜劇はいいですね。(日本相撲協会と吉本の)団体としての交流は初めてでしょう。いいアピールになると思います」と出演へ前向きに話した。
事務所のある府立体育会館と新喜劇の公演会場であるNGK(なんばグランド花月)は徒歩で7〜8分という距離。3月4日に同所で催される落語家・桂三枝のイベント出演も決定しているが「近いですし、ごあいさつにうかがいたい」と、すぐにでも舞台へ出向く意向を持っている。
春場所は昨年、八百長問題で中止に追い込まれ、2年ぶりに開催。ファンの相撲離れを防ぐため、貴乃花親方は3つのアイデアを披露してきた。就任早々に東日本大震災から1年にあたる場所初日に被災者を招待するプランを宣言。同時に公言した和服での来場者に握手会などの特典を付けるプランも、春場所4日目(3月14日)に実施される見通しとなった。同親方は「着物業界の方と話を進め、4日目に30人ぐらい来場していただきます。女性の方は着物をタンスにしまったまま、なかなか着る機会がないと聞いています。どんどん春場所で着ていただければ」と説明。ほかにも15日間の升席を通しで購入したファンに対し、親方自らが自宅や会社にまで出向いてチケットを届ける企画にも着手する。連日のPR作戦も実って、5日から始まった前売りチケットの売れ行きも好調。春場所担当の二十山親方(元小結・栃乃花)は「電話の回数や売れ行きはいつもよりいい。部長がいろいろな場所で声をいただいている」と説明。7日時点でたまり席は完売し、千秋楽の升席もほぼ売り切れに近い状態だ。
9日には大阪市役所に出向いて橋下徹市長にPRの協力を仰ぐことも決定。「私はどこへでも行かせてもらいます。汗をかかせてもらいます」。現役時代、直径4メートル55の土俵上では、尻もちや手をつくことは御法度だった。大横綱がお笑いの舞台でコケるのは勇気がいることだが、シャレの分かる大阪人は必ずや叫ぶだろう。
「感動した!」
▽吉本新喜劇 1959年3月1日に、大阪の劇場・うめだ花月で「吉本ヴァラエティ」として誕生した。笑いあり、涙ありのベタな人情喜劇としてのストーリーと、出演タレントの定番ギャグを織り交ぜた独自のスタイルで人気を確立。間寛平(62)や今田耕司(45)山田花子(36)ら人気芸人を数多く輩出。シアトル・マリナーズのイチロー外野手(38)はオフに何度も観劇に訪れているほか、新喜劇タレントとともに自主トレをするなど筋金入りの愛好家として知られている。
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最終更新:2月8日(水)7時1分
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