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AKB48光宗薫、独占インタビュー「自分の思う理想像には、まだ2%くらいしかなれてないです」

週プレNEWS 2月3日(金)21時3分配信

 昨年12月8日にAKB48の13期研究生として劇場デビューするや“2011年最大のサプライズ”としてファンに衝撃を与えた光宗薫。彼女はいったい何者なのか? その逸材すぎる素顔に迫る!

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 2011年12月8日。AKB48が劇場デビューしてから、ちょうど6周年となるその日。彼女は13期研究生として初めてファンの前に登場した。彼女の名前は、“光宗薫”。光宗薫は、その日、ファンの話題の中心となった。

「彼女はいったい何者なんだ?」

 その圧倒的なビジュアルの美しさ、にじみ出るオシャレなオーラ、それまでのAKB48には存在しなかったキャラクターだった。

 いったい彼女は何者であるのか。某日、早朝。週プレのグラビアの現場に現れた彼女に、撮影に対する意気込みを聞く。

「すごく楽しみでした。水着の撮影は初めての経験ですし……」

 少しだけ緊張した表情で話す。でも、受け答えはしっかりしていて“大人”を感じさせる。

「子供の頃以来、海やプールに行くことがなくて。ビキニを着ること自体が初めてなんです。今日は、初めてばかりで楽しみです」

 今、最も注目されている研究生、光宗薫を知るための一日が始まった。

■ライバルであり仲間。AKB48に憧れた理由

「今、18歳なんですが、高校1年生のときに大阪でサロンモデルや、雑誌にちょこっと出る、小さなモデル仕事をしていました。その頃知り合った友達が、『神戸コレクション』のモデルオーディションを受けるって聞いて『自分も受けてみようかな』くらいの気持ちで受けたんです。そうしたらグランプリをいただいて……」

 グラビア撮影に入る前に、彼女の人となりを聞くことにした。

――なぜモデルをしていた光宗さんがAKB48に入ったんですか?

「モデルとしてショーに出たりしていたんですけど、『これからの人生、自分の本当にしたいものが見つけられたらいいな』って思って、いろんな方に相談していたんです。そうしたら『AKB48に挑戦してみるのは?』って提案してくださる方がいて。確かにAKB48さんは、いろんな場所で活動できる可能性があるなって。それに、私って今まで友達が少なかったんですよ」

――サラッと言いますね。

「(笑)。でも『神コレ』って、最終に残った8人で半年間競い合ってグランプリを決めるんですね。そのときの“ライバルであり仲間”っていう関係性が本当に貴重で。もう一度、そういう人間関係をつくりたいって思ったんです。AKB48さんには、そういう一面があるなって」

――確かにAKB48って、「夢に向かっていく者同士の絆」がいっぱいですよね。でも、それにしても「一流モデルへの道→アイドルへの転身」って想像しにくい。握手会だってあるんですよ?

「神コレ時代に応援してくださってた人のなかには、反対だっていう方もいると思います。でも私のなかではあまり境目がないんですよ。あと自分自身がインドアな趣味なので、けっこうAKB48のファンの方とも話が合うと思うんですよ」

――ちなみに趣味ってどんな感じですか?

「音楽だとくるりとか、相対性理論が大好きです。マンガだと『ドロヘドロ』とか『AKIRA』とかが好きですね」

――超文化系女子じゃない!

「あと、絵を描くのが趣味で手帳とかにもこんな感じに描いたりするんですけど(手帳を見せる)」

――ええええ? 何コレ?? 超写実的で濃〜く描き込まれた絵がビッシリ!

「食べ物や動物、人の目とかのパーツを描きますね。韓国で足をケガしてベッドにいたときはずっと足を描いてました(笑)」

――なんかスゴい! ちなみにマイブームは?

「最近は、部屋のインテリアに凝ってます。いろいろ買い物中で」

――最近買った一番高価な物は?

「お店で見て、ひと目ぼれで買っちゃったんですけど、壁にかける鹿の首の剥製(はくせい)レプリカですね。けっこう高くて7万くらいしました」

――何それ!? 変わってる! 聞けば聞くほどわかりません! ちなみにどんな子供だったの?

「3歳からクラシックバレエをやってたくらいで普通ですよ(笑)。中学時代までバレエと陸上をやってました。長距離担当で、どちらかというと、極限に自分を追いつめるのが好きなんですよね」

――面白い。面白いよ、光宗薫!

■神コレグランプリ、そしてAKB48へ

 軽めのインタビューのつもりが、少し話を聞いただけでいろいろと出てくる。とりあえず取材は中断して、グラビア撮影に入ることに。

 撮影が始まった瞬間、スタジオの空気が変わった。やわらかな笑顔、キッと斬るような表情。初グラビアとは思えないほど勘がいい。

 さまざまなパターンでの撮影が進むなか、彼女の瞳を見ていて、ひとつ感じたことがあった。――それは“好奇心”。「人生が目の前でくるくる変わっていくことが楽しくて仕方がない」といった表情がこぼれ出していた。

 撮影が終了し空が真っ暗になった頃。インタビューを再開した。

――さて、撮影はどうでした?

「すごく楽しかったです! 水着も新鮮だったし、白いシャツに黒いパンツが。あそこまでカッコいい感じで撮影したのは初めてだったんで、本当に楽しかったです」

――楽しんでたのは見ていてわかりましたよ。プレッシャーなんてまったく感じてなかったみたい。

「うーん……そうですねぇ、どんなことでも『自分はこうしたい』っていう目標があるわけじゃないですか。それができるかできないかが問題で。だから緊張はするけど、周りの人からのプレッシャーって関係ないというか。それよりも『自分ができるか?』ってことに重きを置いちゃいますね。悪いところでもあると思うんですけど、完璧主義なところがあるので……」

――完璧主義! では、どんな人間になりたい?

「カッコいい人! でも自分の思う理想像には、まだ2%くらいしかなれてないです」

――2%! 理想高っ! ちなみに……自分の人生が早く動くのって楽しいですか?

「……楽しいですね! 神戸コレクションに参加できたっていうのも、AKB48に入れて『AKB48紅白対抗歌合戦』(昨年の12月20日に行なわれたイベント)で、ものすごくアイドルっぽい曲『ハート型ウイルス』を歌わせていただいたり、今こうやってグラビアの撮影をさせていただいたり……楽しくって仕方ないです。幸せです!」

――少しだけど、光宗さんを知ることができてボクらも幸せです。では最後に、「自分が他人に比べて負けていない」と思うところってどこですか?

「“浮くこと”ですかね。私って基本どこにいても浮くんですよ。良くも悪くも。最初はすごく悩んだんですけど、支障がないんであれば、それもいいことかなって」

――確かに。AKB48どころか日本中どこを探しても、こんな“アイドル”はいないですよ! だって、ネットでは“光宗公”って呼ばれてるくらいだもの。

「今は、島崎(遥香)さんや渡辺(麻友)さんから“カヲルくん”って呼ばれてるんですけど……いいですね。“光宗公”、気になります(笑)」

(取材・文/篠本634(short cut)、撮影/Takeo Dec.)

■光宗薫(みつむね・かおる)
1993年4月26日生まれ、大阪府出身。血液型=O型。AKB48に入ったばかりの13期研究生。「神戸コレクション」モデルオーディションでグランプリを受賞し、昨年12月8日、AKB48の6周年記念公演にて13期研究生として劇場デビュー。

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最終更新:2月3日(金)21時3分

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