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2012年2月7日(火) 19:14 |
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海底トンネルで事故、5人行方不明
7日昼過ぎ、岡山県倉敷市にある水島コンビナートの海底トンネル内で海水があふれ出し、作業員5人が18時現在も行方不明となっています。
7日午後0時半ごろ、製油所内の水島港第2海底トンネルの内部に海水があふれたと消防に通報がありました。 海底トンネルの入口は、7日18時現在も海水で満たされた状態です。 消防によりますと、海底トンネル内では事故当時、6人が作業をしていて、うち1人が自力で脱出しましたが、7日18時現在、5人の行方が分からなくなっているということです。 事故があった水島港第2海底トンネルは、製油所内の2つの工場(A工場とB工場)を結び、高圧ガスやガソリン、材料などを運ぶためのものです。 トンネル内は現在、掘削作業中で、深さ30m地点付近でB工場の入口から横穴を掘り進めていました。 事故当時、作業員は海底トンネルの先端部分140m付近で掘削作業を行っており、JXによりますと、作業中に落盤が発生し、トンネル内に海水があふれ出した可能性が高いと見ています。 この事故で行方不明となっているのは、愛知県知多市の弘新建設のシールド工・渕原義信さん、宮本光輝さん、小荒勝仁さん、東京・台東区の弘栄建技のシールド工・眞鳥晴次さん、南坪昭弘さんです。 61歳の作業員の男性は、「危ない、逃げろ」という声を聞き、自力で脱出、現在病院で治療を受けています。 岡山県警の潜水チームが5人の救助活動を行いましたが、暗くなり、2次災害の危険があるため、7日午後4時に打ち切り、8日朝、捜索活動を再開する見込みです。
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