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【プロ野球】

東野 今年は裏ローテ番長? フリー初登板で好投

2012年2月8日 紙面から

フリー打撃に登板した東野=宮崎・サンマリンスタジアムで(佐藤哲紀撮影)

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 巨人の東野峻投手(25)が、昨年の“センターポジション”から一転し“裏番長”になる。7日、フリー打撃に初登板すると、阿部を25球中、安打性わずか1本に封じるなど好調な仕上がりを披露。ローテ入りを強烈にアピールした。昨季は開幕投手を務めた東野だが、杉内、ホールトンが加わった今季は裏ローテの中心となることが濃厚。わずか8勝に終わった昨シーズンの屈辱を胸に、裏街道で勝ちまくる。

 生え抜きのエース候補も尻に火が付いている。ソフトバンクから移籍の2人に加え、内海、沢村のローテ入りは確実。東野はゴンザレス、宮国らと5、6番手を争う立場にいる。斎藤投手コーチからも「(杉内、ホールトンで)2枠は埋まる。外れるのは東野なんだから」と冗談交じりにハッパをかけられたほどだ。

 それでも、表ローテから外れることのメリットもある。昨季はカードの1戦目で他球団のエース級とぶつかることが多く、好投しても勝ち星に結び付かないことも多かった。今季は裏ローテの中で、確実に白星を拾っていく役割が求められる。

 今キャンプでは構えた際のグラブの位置を下げ、重心を低くする新フォームにもトライ。この日対戦した阿部からも「タイミングが合わせづらい。力感はないけど、思ったより球が来るね」と絶賛されるなど、復活の手がかりをつかみつつある。「初めから5、6番手を狙うつもりはない。開幕? 意識してないけど、チャンスがあれば」とあくまで強気。もちろん、裏のエースに甘んじるつもりはない。  (臼杵秀之)

 

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