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【プロ野球】

仙さんの恩返し 昨年迷子を救った少年と再会

2012年2月8日 紙面から

「命の恩人」と呼ぶ3人と1年ぶりに再会して握手を交わす楽天・星野監督(右)=久米島野球場で

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 楽天の星野仙一監督(65)が7日、昨年の久米島キャンプ初日で道に迷った際、宿舎へ案内をしてくれた地元の少年、安里太一君(13)、喜友村佑貴君(13)、石嶺綾一君(13)と再会した。“命の恩人”との久々の対面で好々爺(や)になった指揮官は野球少年に粋な恩返しを贈った。

 「お〜ぅ、久しぶり。この前は本当にありがとう!!」。緊張した顔で室内練習場に入ってきた3人を見つけた星野監督。顔はすぐに満面の笑みに変わった。一人ずつガッチリ握手。「ちょっとは大きくなったか」と3人の成長を心から喜んだ。

 初めて来た久米島で迷子になりそうになった時に助けてくれた3人。闘将は再会を心待ちにしていた。しかし、3人は5日の日曜日に姿を見せず闘将は「球場に来んなぁ…」と気をもんでいた。

 そんな“命の恩人”との再会。星野監督はプレゼントを用意した。久米島中野球部で練習に励んでいる3人に「バッティングしてみるか」。プロ仕様の練習を勧めると、少年たちがファンだという嶋や塩見の練習を間近で見ることも気前よく、許可。食い入るようにあこがれの選手たちを見る3人に星野監督も「かわいいなぁ」と目を細めた。

 闘将の計らいに3人は感激の表情。安里君が「勉強になった」と語れば喜友村君も「ますます野球が好きになった」とニッコリ。もちろん、星野監督も同じ。キャンプでの“命の洗濯”になったはずだ。 (川越亮太)

 ◆星野監督の“迷子”VTR 昨年の久米島キャンプ初日、久米島野球場から選手宿舎に帰る際、体力づくりのため残り約5キロ地点で車を降りてウオーキングを始めたが、約1キロ歩いたところで右に曲がるポイントを見逃してしまい、道に迷ってしまった。道の傍らで屈伸運動をしている星野監督を見た安里君ら3人が「どこへ行くんですか?」と声をかけ、宿舎近くまで正しい道を案内。無事に帰還した星野監督は3人を選手宿舎に招待し、メロンパンやジュースを振る舞った。

 

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