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【プロ野球】

キヨシ絶好調に復帰 吠えた、ボケた、笑わせた

2012年2月8日 紙面から

インフルエンザによる静養から復帰し、特守で大声を張り上げるDeNAの中畑監督(左)=沖縄・宜野湾市立野球場で

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 キヨシはいきなり絶好調! DeNAの中畑清監督(58)が7日、エンジン全開で戻ってきた。2日夜にインフルエンザA型と判明し4日間、宿舎の自室に隔離されていたが、5日ぶりに復帰。1日中、声を出しチームを鼓舞した。

 元気はつらつ。ためていたパワーを振りまいた。朝のミーティングでまずナインに謝罪。そしてこれからは勝つ野球をやる、厳しくするなどと宣言した。雨天だったため、午前中は宜野湾より広い室内練習場がある2軍キャンプ地の嘉手納へ移動し指揮を執った。

 練習中は声をかけまくった。「後藤、声が小さいぞ」「ナオ(渡辺直)走るの遅いじゃないか」。投内連係でミスした選手の名を呼び「遅いぞ」と怒号が響く場面もあった。三塁を守る期待の筒香には、前進守備の仕方を細かく指示。12階の自室から見ていて気付いた点を指摘した。

 得意技である場を和ませることも、もちろんした。山下2軍監督からプレゼントされた録音機能付きミニ招き猫に「インフルエンザ治ったぞ」と録音、再生をして爆笑を誘った。新外国人のテストで一塁を守り三塁からの送球を受け2球落球。「ファーストタイムグッド」と、訳の分からぬ英語もさく裂した。

 会見では、ブルペンで初めて見た三浦の投球練習を「ボールの縫い目の出し入れの制球を考えるピッチャー」と独特の表現で賛辞。期待の国吉は「(投げ込み量が多すぎるので)ブレーキをかけなければ」と気にした。4日間の隔離生活を振り返り、「やっぱり外はいいね。食事を持ってきてくれる人(管理栄養士と広報)とのコミュニケーションがなかったら死んでたね。オレ、ウサギちゃんだから」。1匹で飼うとストレスを感じて死んでしまう小動物にたとえ、現場復帰をしみじみと喜んでいた。 (後藤慎一)

 

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