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岩手県のがれきを受け入れ 秋田県が基本協定を締結

がれきの広域処理の基本協定に調印する佐竹秋田県知事(左)と達増岩手県知事

 東日本大震災により岩手県沿岸で発生したがれきの受け入れで、秋田県の佐竹敬久知事は7日、岩手県庁を訪れ、達増拓也知事と広域処理に関する基本協定を締結した。岩手県との協定締結は東京都に次いで2例目。同県のがれきの広域処理は東京都と山形県で始まっている。
 佐竹知事は「放射能に対する心配が県民にあったが、理解が進みつつある。東北の復興、再生に向け、がれき処理を進めたい」と述べた。
 達増知事は「一日も早い復旧・復興に取り組む被災地、被災者にとって非常に明るい話題だ。感謝に堪えない」と述べ、佐竹知事と握手した。
 協定は(1)がれきの放射性セシウム濃度は1キログラム当たり100ベクレル以下(2)焼却灰の濃度は1キログラム当たり8000ベクレル以下(3)要件を満たさない場合、排出元に返却−などを明記した。期間は2014年3月まで。
 秋田県は久慈市、洋野町、野田村、普代村、宮古市などのがれき受け入れを検討している。早ければ3月に運び始める予定で、施設を持つ市町村などが処理する。現在、大仙市が受け入れを正式表明している。


2012年02月08日水曜日


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