右京の2代目相棒として活躍したクール・ガイの神戸尊(かんべ・たける)が、3年間在籍した特命係を去る!
長年、撮影を行ってきた東京・東大泉の東映東京撮影所で会見したミッチーは、「今シーズンを持って、普通の及川光博に戻ります。殉職でない限り、神戸は『相棒』の中で生き続けていきます」と王子様スマイルで卒業を発表。“普通の女の子に戻ります”と解散宣言したキャンディーズを意識した決意表明に、同グループの元メンバーで女優の伊藤蘭(57)を妻に持つ水谷も思わず苦笑した。
00年にスタートした「相棒」は、警視庁の“窓際部署”特命係に在籍する天才警部、右京が名推理で難事件を解決する刑事ドラマ。右京の初代相棒を務めた寺脇康文(49)の後を受け、及川は09年3月放送のシーズン7の最終回に初登場。09年10月スタートの同8から3シーズンにわたり大活躍した。
3月放送予定の同10最終回での神戸の卒業は、一昨年秋の同9放送中に決定。同局の松本基弘ゼネラルプロデューサーは「たくさんの視聴者に新鮮な気持ちで楽しんでほしい」と説明した。
全身全霊で演じたミッチーは「出会いもあれば、別れもある。ざっくり言うと卒業する方が盛り上がるので納得しています。密度の濃い3年間で、学校を卒業するような感覚」と感慨深げ。“右京”水谷は「僕は留年が続いているっていうこと!?」とおどけたが、「もし神戸尊が警察に残る去り方をすれば、また登場することもあるのではと淡い思いも抱いています」と復活へのラブコールも送った。気になる3代目相棒については「みっちゃんの時もそうだったように、『そう来たか』と意表を突く人物がいい。ヒントを言うと、男性か女性にするか話し合い、男性になりました」とぶっちゃけ、松本Pを慌てさせた。
“特命係の先輩”ミッチーはまだ見ぬ後任に「つらいときや壁にぶち当たった時は、相談してきなよ!」とメッセージを送ったが、「全然年上だったりして」とこれもまたヒント!? とにかくシリーズは続く予定で、お茶の間も安心だ。
(紙面から)