1月経常収支 赤字転落を予想=韓国の経済動向報告書
【ソウル聯合ニュース】企画財政部は7日公表の経済動向報告書(グリーンブック)2月号で、「1月の韓国の経常収支は、貿易収支での輸入超過や冬休みを利用した海外旅行者の増加などにより赤字を出す」との見通しを示した。
経常収支は昨年12月まで22カ月連続で黒字だった。しかし今年1月の貿易収支は、輸出が前年同月比6.6%減の415億4000万ドル(約3兆1800億円)にとどまった半面、輸入は3.6%増の434億9000万ドルで、19億6000万ドルの赤字に転落した。
韓国銀行(中央銀行)も先ごろ、1月の経常収支が赤字となる可能性を言及している。ただ、1月の場合は通常のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)と関係なく特殊な影響に左右されるケースが多いこと、1〜2月は旧正月連休があるために輸出に損失が出やすいことも説明した。
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