一般財団法人Wesley Foundation（以下ウェスレー・ファウンデーション）の母体は、１９０２年に設立され、１００年余りの間、北米のプロテスタント教会宣教師を中心に活動してきた「在日本インターボード宣教師社団」です。
インターボード宣教師社団とは複数の教派の宣教師の団体を意味しますが、同インターボード社団は、公益法人法の改定を機に、宣教師以外にも門戸を開いて、キリストの博愛精神に基づいた教育、慈善など社会貢献を旨とした公益活動を充実させることとしました。
その一環として設立されたのが、ウェスレー・ファウンデーションです。ウェスレー・ファウンデーションは、元女子宣教師の寄宿舎跡地に2010年4月22日に建設された建物の1－4階を取得、建物（Wesley　Center）を移管して活動を開始しました。
ウェスレー・ファウンデーションの指針は、「信仰、希望、愛により行動する」ことで、このことは建物入り口に置かれた建物の礎石にも明記されています。事業の実施に当たっては、特定宗派に偏らず、グローバルな視野に立ち、日本国内のみならず、アジア各国、さらには北米のパートナーと協力して活動することをヴィジョンとしています。また、東京の中心という恵まれた立地条件を生かして、特に次のテーマに焦点を当てた活動を展開しています。

1. １. 国際相互理解の促進と、グローバルな視野に立った指導者の育成、青年のための国内外におけるネットワーク作り。
2. ２. 男女共同参画社会を目指す婦人の諸活動の支援。婦人を中心とした社会問題への貢献。
3. ３. 移民、難民、災害の犠牲者、そして貧困などへの支援。

私たちは平和と和解を推進するという枠組みの中で、こうした目標に向かって鋭意努力しています。