GDPデフレーターとは、名目国内総生産(名目GDP)を実質国内総生産(実質GDP)に評価しなおすための指数です。実質GDPに評価しなおすことで、経済が実際にどのくらい成長したかが判断できます。
GDPデフレーターは、名目GDPが実質GDPの何倍にあたるかを求めたもので、パーシェ指数を用いて計算しています。
GDPデフレーターの計算式に、
・名目GDP=(今年の財の価格Pt×今年の財の数量Qt)の総計
・実質GDP=(基準年の財の価格P0×今年の財の数量Qt)の総計 をあてはめると、下記のようになります。
※ここでは、わかりやすくするために、比較年を「今年」と表記しています。
※煤iシグマ)は、総和を表す記号です。財には何万もの種類があるので、財ごとに数量を掛けたものを集計していきます。この計算を「数量でウエイトして総和を求める」といいます。
(2008年5月更新)
|