帯広市や音更町で女性5人に性的暴行を加えたなどとして、強盗強姦などの罪に問われた同町の無職、色川幸治被告(41)の裁判員裁判で、釧路地裁は2日、懲役28年(求刑・懲役30年)の判決を言い渡した。
判決理由で丸山哲巳裁判長は「女性を辱めたいというゆがんだ性欲の充足を求めたもので、動機は身勝手極まりない」と非難。「法を守る意識が低く、再犯の恐れも懸念される」と厳しく指摘した。
判決によると、色川被告は昨年3月、音更町内の女性(当時20歳)方に侵入、現金約1万7000円を奪った上、女性に性的暴行を加え1週間のけがをさせるなどした。【山田泰雄】
毎日新聞 2012年2月3日 地方版