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札幌証券取引所 一時売買停止
- 札幌証券取引所は、利用している東京証券取引所のシステムにトラブルが生じた影響で、午前中、株式など74の銘柄の売買を停止しました。 午後には売買が再開されましたが、1日の売買された株式・出来高は平均の9%にとどまりました。 2日朝、東京証券取引所でシステムトラブルが生じた影響で、同じシステムを利用している札幌証券取引所でも株価や注文状況の情報が投資家に配信できなくなり、午前9時の取引開始から、株式など74の銘柄の売買を停止しました。その後の作業でシステムが復旧したことから、札幌証券取引所では、午後0時半から始まった、午後の取り引きでは、売買を停止していた、すべての銘柄の売買を再開しました。 午後の取り引きはトラブルなどなく、通常どおり午後3時半までで終わりました。 取り引き時間が短くなった影響もあって、2日、札幌証券取引所で売買された株式数・出来高は5126株と、1日までの8営業日の平均と比べて9%にとどまり、売買代金も5分の1の135万と、ともに大幅に減りました。 札幌証券取引所の定登専務理事は、売買の一時停止について「市場を開設するものとして、あってはならないことだと思っています。投資家をはじめ、関係者に深くおわび申し上げます」と述べ、陳謝しました。 そのうえで、「東京証券取引所と対策を相談していきたい」と述べ、原因を究明し、再発防止に努める考えを示しました。
(2月2日 19時39分)
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孤立死 ガス業者に協力要請
- 札幌市の40代の姉と知的障害のある妹の2人が、料金の滞納で、ガスなどの供給を止められた部屋で死亡しているのが見つかった問題で、札幌市はガスの販売会社でつくる団体を訪れ、生活が困窮している世帯への対応について協力を求めました。 札幌市の担当者が訪れたのは、道内のおよそ1300のガス販売会社が加盟する「北海道エルピーガス協会」です。 札幌市の姉妹の孤立死では、市は部屋のガスや電気が止められるほど生活が困窮した実態を把握できていませんでした。 市の担当者は、ライフラインに関係する会社と再発防止策を検討する場に参加してほしいと協力を求めました。 これに対し協会側からは参加する意向を示したうえで、滞納者と直接話す機会は少なく、生活実態の把握は難しいという現状や、情報を市に提供する場合、個人情報やプライバシーの保護との兼ね合いはどう考えるのかといった意見が出ていました。 札幌市は北海道ガスや北海道電力などにも要請をしていて、秋川宜聖生活保護担当部長は「個人情報の問題など難しい課題もあり、具体的な再発防止策は見えていないが、悲惨な出来事を繰り返さないため、連携を強化できる方法を考えたい」と話していました。
(2月2日 19時39分)
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女性5人乱暴 懲役28年判決
- 5人の女性に乱暴したり、強盗をしたりしたなどと8つの罪に問われた十勝の音更町の男の裁判員裁判で、釧路地方裁判所は「落ち度のない女性たちの人格を踏みにじった極めて卑劣な犯行だ」として懲役28年の判決を言い渡しました。 音更町の無職、色川幸治被告(41)は去年3月から5月にかけて、5人の女性に対し、アパートに侵入して乱暴したり、道路で襲ったりしたとして、強盗傷害など8つの罪に問われました。 2日の判決で、釧路地方裁判所の丸山哲巳裁判長は、「落ち度のない女性たちの人格を踏みにじった極めて卑劣な犯行だ」と指摘し、懲役30年の求刑に対し懲役28年の判決を言い渡しました。
(2月2日 19時39分)
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車検したよう装った疑いで逮捕
- 車検に必要な点検や整備などを行ったように装う書類を作って車検を通させたとして、自動車の検査員の男ら2人が虚偽有印公文書作成などの疑いで逮捕されました。逮捕されたのは、いずれも岩見沢市に住む、自動車検査員の長沼一秋容疑者(51)と自動車修理業の長谷川英二容疑者(62)です。警察の調べによりますと、2人は去年8月から9月にかけ、札幌市白石区にあった整備工場で軽自動車の点検や整備をまったくしていないのに、実施したように装う書類を作り、運輸局に提出して車検を通させたとして、虚偽有印公文書作成や道路運送車両法違反の疑いがもたれています。 2人は容疑を認めているということです。 警察は長沼容疑者らが、ほかにも多くの車で同じような書類を作り、整備などを行わずに多額の資金を不正に得ていたとみて実態を調べています。 北海道運輸局によりますと、この工場では平成21年からの2年余りにわたって、200台以上の車で不正が行われていたということで、運輸局は2日、工場の指定を取り消すとともに、この工場で車検の手続きが行われた118台について、基準に適合しているか、無料で確認をすることにしています。
(2月2日 19時39分)
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5保健所でインフルエンザ警報
- 道内のインフルエンザの流行が拡大し、患者が急増している道央やオホーツク海側などの5つの保健所管内で、大きな流行が発生している「警報レベル」に達しました。保健所では、手洗いや、うがいの徹底などで予防に努めるよう呼びかけています。 道立衛生研究所によりますと、道内では先月中旬から本格的にインフルエンザの流行が拡大し、オホーツク海側の紋別と、道央の滝川、岩見沢、岩内、そして留萌の5つの保健所管内では、大きな流行が発生している「警報レベル」に達しました。 このうち、紋別保健所管内では、先月29日までの1週間に報告された1つの医療機関あたりのインフルエンザの患者数は49.20人と、前の週の2.7倍に急増しています。 道内では、ほかの地域でもインフルエンザの流行が拡大していて、現在、札幌や旭川、室蘭、釧路など16の保健所管内では大きな流行のおそれがある「注意報レベル」を超えています。 保健所では手洗い、うがいを徹底することや、人ごみを避けたり、十分な栄養や休養をとって体の抵抗力を高めたりして、予防に努めるよう呼びかけています。
(2月2日 19時39分)
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ロシアの農業大学生が研修
- 農業技術などを学ぶため、ロシア極東のアムール州から農業大学の学生5人が北海道を訪れ、主な研修先となる酪農学園大学で開講式が行われました。 研修に訪れたのは、ロシアのアムール州にあるロシア極東農業大学で、農業や環境問題を学んでいる25歳から19歳までの5人の学生です。 5人は2週間の日程で道内に滞在し、北海道の農業を学びます。 2日は、主な研修先となる江別市の酪農学園大学で開講式が行われ、谷山弘行学長が「北海道とロシアの極東は、厳しい寒さという似た自然環境を乗り越えて農業を発展させてきました。研修を通して、友好親善を深めてほしい」と述べました。 このあと、ロシア人学生がレポートを発表し、オルガ・ピリヤツカヤさん(25)が「アムール州は土壌が良いといわれますが、季節ごとに気温の変化が激しいので、農業を行うには難しい面もあります。ただ、最近、発展してきて、収穫量も増えつつあります」とロシア極東の農業の現状を説明しました。 学生たちは、研修の期間中、大学で寒冷地農業などをテーマにした講義を受けたり、農協を視察したりして、北海道の農業を学ぶことにしています。
(2月2日 19時39分)
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キャンプ2日目 開幕投手争い
- プロ野球、日本ハムのキャンプは沖縄県名護市で2日目を迎え、開幕投手を目指す武田勝投手やケッペル投手らが早くもブルペン入りしました。 今シーズンの日本ハムは、5年連続で開幕投手を務めてきたダルビッシュ投手が移籍したため、開幕投手争いに注目が集まっています。3年連続2桁勝利の左の武田勝投手は、キャンプ2日目に早くもブルペンに入りました。 武田投手はキャッチャーを座らせて、下半身の動きに注意しながらストレートを中心に変化球を交えて51球を投げ込みました。 武田投手は、「思っていたより、いい感じで投げることができました。開幕投手を目指して、けがなく、キャンプを乗り切りたい」と話していました。 一方、昨シーズン14勝のケッペル投手も、2日初めてブルペンに入り、武田投手と同様に、キャッチャーを座らせて、ストレートを中心に力のこもった球を投げ込みました。 開幕投手について、栗山英樹監督は「武田投手やケッペル投手は、実績があるので信頼している。ただ、開幕投手はチームの信頼を一身に背負う大事な存在なので、決めるには、まだ時間がかかります」と話していました。
(2月2日 19時39分)