Google+ には Tetsuya Kitahata というユーザがいます。フォロワーが1万3千人超えており、非常に信頼があって、人気のある人物のように見えます。
表面上は何の問題のない人物です。
しかし、彼は何度もGoogle のポリシーを犯し、スパムまがいの行為を繰り返しており、いつGoogleにアカウントを停止されてもおかしくない危険な人物なのです。
Tetsuya Kitahata 氏が、Google+ でどのような問題を起こしてきたかまとめました。
違法行為助長の可能性
ご存知の方も多いと思いますが、「スパムメール」は違法行為です。スパムメールについては以下のリンクを。特定電子メールの送信の適正化等に関する法律 - Wikipedia
Tetsuya Kitahata 氏はGoogle+ ページ「Save Japan (Save Fukushima)」を作り、このような投稿を行なっています。
ここに記載されている振込先が問題なのです。
三井住友銀行 恵比寿支店(656)普通口座:6697835 GCN中央委員会
となっていますが、「GCN中央委員会」はGoogleで検索しても出てこない、謎の組織なのです。
そして調べてみると、過去に「GCN中央委員会」を名乗るスパムメールが横行していたようです。
くのいちのつれづれなるブログ: 怪しさ満載、ツッコミどころ満載。
メーリングリストを利用したSPAM: 最上志向主義 若狭の「余談が一番面白い」
ここを確認すると、組織名と振込先の銀行と口座番号がスパムメールに書かれていた内容と全く同じです。
『「救え日本」「救え福島」プロジェクト』という募金活動の振込先とスパムメールの振込先が同じ。
これが違法行為の助長でなくて何でしょうか?
Google のポリシーにはこのように書かれています。
http://www.google.com/intl/ja/+/policy/content.html
1. 違法行為
Google のサービスを、違法行為への関与や、危険で違法な行為の助長に使用しないでください。
ランキングの不正な操作
Google+ページ ランキング
Google+ ページには外部のランキングサイトがあります。Google+ ページがフォロワーの多い順に順位付けされています。
Tetsuya Kitahata 氏はGoogle+ ページを40近く所有しています。(以下のリンクはそのリスト)
https://plus.google.com/u/0/111086137273334520187/posts/1paHR2Ckz8P
そして、同氏は自身の作成したGoogle+ ページが入った共有サークルを過去に何度も共有しています。それだけでなく、それらのGoogle+ ページが同氏の作ったGoogle+ページのサークル何度も共有しているのです。
うんざりさせられるぐらいの共有の投稿の例。
さらに、同氏の運営するGoogle+ ページには問題があります。
同氏は、「Japan++」というGoogle+ ページの名前を「Tetsuya Kitahata (Plus)」に変更したのです。
元々、「Japan++」はアイコン画像が日本の国旗でした。それが今は全く関係のない人物のアイコンに変更されています。
日本国旗のアイコンから日本と関係のない人物アイコンへ。
過去の投稿を見ると、このようにすり替えがはっきりします。
「Japan++」という名前から日本の情報を期待してこのサークルを追加したユーザの多くが、「Tetsuya Kitahata 個人のGoogle+ ページ」にすり替えられていることに気づいていないでしょう。
今後、同氏の所有する他のGoogle+ ページも別のページにすり替えられる可能性があります。
Google はランキングの不正な操作。そして紛らわしいキーワードの使用を禁じています。
Google のポリシー
http://www.google.com/intl/ja/+/policy/content.html
8. ランキングの操作
ランキングや関連性を、頻出するまたは紛らわしいキーワードやメタデータを使用して操作してはなりません。
スパム行為
Google のポリシーでは「受信者の同意なしに送信される宣伝または商業目的コンテンツ」は禁止されています。それを踏まえた上で同氏の投稿を見てみましょう。
https://plus.google.com/115625564993990145546/posts/hQxhJuuBMdY
Tetsuya Kitahata 氏自身が行うセミナー(有料)の案内の投稿です。
http://www.shienjuku.com/event/archives/2012/02/5507.html
一般公開で投稿されています。同氏のフォロワー(受信者)は1万3千人いますので、セミナーの宣伝を投稿で行う場合、その全員から同意を得なければなりませんが、そのようなことは見る限り行なっていないようです。
これは、Google のポリシー上でのスパム行為になります。
The meaning of "Limitation 5000" - Google グループ
さらに、同氏はフォーラム(一番上の投稿)でこのような発言をしています。
サクれるのは、5000人まで、というルールがありますが、これは、「過去に登録した事のある人」を含みます。ですから、例えば今現在5,000人フォローイングがいるとして、その全てを「削除」した場合、その彼らを除いては、誰一人としてサクることが出来ません。要注意。(改善希望 > Googlers)
Google+ のサークル追加の上限は5000人です。
つまり同氏は、
5000人追加 → 削除 → 別の5000人追加 → 削除
という行為を繰り返したいようです。
Google+ のポリシーではそのような行為は禁止されています。
Google のポリシー
http://www.google.com/intl/ja/+/policy/content.html
7. スパム
スパム行為は禁止します。これには、受信者の同意なしに送信される宣伝または商業目的コンテンツや、受信者の同意なしに行われるまたは大量の勧誘が含まれます。
宣伝目的でサークルにやたらとユーザーを追加しないでください。
総括
Tetsuya Kitahata 氏は他にも様々な問題(他のユーザに対する恫喝と思えるコメント、許諾を取らず人の顔の入った写真をアップロードする等)をGoogle+ 上で起こしています。またそれだけでなく、Google+ 以外の場所でも様々な問題行動を起こしています。
北畠徹也氏が代表の「テラ・インターナショナル」がPerlを商標登録
twitter.co.jpドメイン名を勝手に登録して260万円で売りつけようとした男、裁定で敗北 | Web担当者Forum
北畠徹也と遊んでみたら、また懲りずに海外サービスのドメインをスクワットしてた件 - Togetter
様々な問題行動を起こしている同氏ですが、今後もSNS活用セミナーを開催していくとのことです。
[北畠徹也] 注目のSNS「Google+」「Facebook」の活用に重点..(株式会社テラ・インターナショナル プレスリリース)
■Google+セミナー:Google+アカウントを全く持っていない人を想定して、どのようにGoogle+を好きになっていくか、どのような企業ユースがありうるのか、ハングアウトと呼ばれる新感覚チャットシステム、について、わかりやすい事例を踏まえながら講演を行います。
■Facebookセミナー:広告・イベントの活用事例や、新機能などのご紹介をいたします。
同時に、初級者・中級者向けのGoogle+セミナー(http://www.terra-intl.com/seminar.html) も2・3月に開催いたしますので(2月6、7、9、16、20、23、27~29日の10日間:東京・日本橋本石町の東洋経済新報社経済倶楽部(9階)セミナーホールにて)、お見逃しのなきようお願い致します。
SNS を今後ビジネスに使っていきたい方は、このセミナーに参加することをお勧めしません。何故なら、Tetsuya Kitahata 氏と関わることであなたの信頼が損なわれる可能性があるからです。
Tetsuya Kitahata 氏は、SNSのセミナーを行う前に、SNSでの自身の行動を改めていくべきではないでしょうか? 私はそう思います。
Googleはこのようなポリシーを犯し続けるユーザに対しアクションを起こすべきです。
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