2007-04-20
ラオウの葬式
なんかラオウの葬式に行ってしまった。
<a href="http://news.goo.ne.jp/article/nikkan/entertainment/p-et-tp1-070419-0006.html?C=S"> 人気コミック「北斗の拳」の登場人物ラオウの葬儀が18日、東京・高輪の高野山東京別院で営まれた。主人公ケンシロウと死闘の末に絶命するエピソードを描くアニメ映画「真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 激闘の章」の28日公開に先駆けて行われたイベント。コミックやアニメの登場人物の葬儀を寺院で行ったのは初めて。(略)この日は雨の中、約3000人の一般ファンが参列してラオウの死を追悼した。</a>
この「約3000人」の一人が僕である。
わざわざ自分の名前を記帳とかしてきた。
まあ、最近の個人情報保護のアレで、
住所なしの名前だけって形だったけど。
そんで遺影モドキのイラストに向かって焼香もした。
いくらなんでも、わざわざ行ったんじゃない。
会場になった寺が、たまたま、
僕のロースクールがある大学と、
その自習室のあるビルとの、
ちょうど通り道にあったからだ。
自習室を抜け出して
近所のスーパーに晩御飯を買いに行ったとき
ちょろっと立ち寄ったと。
一般参列者は本殿の中には入れなかった。
ラオウ等身大のフィギュアと、
本殿の中の「葬儀」の様子を写してる、
やたらでっかいモニタを眺めるだけの「参列」だ。
んで、「弔問客」の大真面目な「弔辞」とか、
角田信朗の空手の演舞とか、
聞いたことのない大道パフォーマーの演技とか見る。
僕はアホらしくなってすぐ自習室の勉強に戻ったけど、
けっこうたくさんの人がモニタの前にずっといた。
冷たい風と雨が吹きすさぶ中ね。
物好きだよなぁ。
マジの喪服着たのとか、マジ黙祷とかいたもんね。
僕はマンガも格闘技も好きだけど、
ラオウってそんなに好きじゃないってのもあるけど。
だって、こいつ、戦いで結構セコイ手使うしさ。
こんな宣伝イベントを本物のお寺でやるの初めてなんだとか。
今日、たまたま聞いたラジオによると、
信心離れが強い昨今、お寺も経営難だってのもあるって話。
とりあえず、この「約3000人」の中に、
ウチのロースクール生が結構混じっている。
僕らにとっては完全にご近所の出来事だった。