オランダに「北朝鮮食堂」オープン、日本食など高級料理を提供

　韓国メディアは6日までに、米政府系の自由アジア放送（RFA）の報道を引用し、オランダのアムステルダムに北朝鮮の食堂がオープンしたと伝えた。

　韓国メディアによると、オランダのホテル事業家2人によって1月28日、同国のアムステルダムに北朝鮮食堂「ピョンヤン・レストラン・アムステルダム」がオープンした。現地の事業免許には2人が社長と記されているが、実質的には北朝鮮との共同経営になっているという。

　中国や東アジア圏には北朝鮮食堂が少なくとも50軒以上あるが、欧州では同店が初めてとなる。

　ほかの北朝鮮食堂と同様、北朝鮮の女性従業員が食事を配膳したり歌や踊りを提供する。予約制で、メニューは日本食など9種類の料理で構成された高級コース料理のみ。価格は1人あたり79ユーロ（約8000円）程度という。

　食堂はホームページやフェースブックFacebookを開設しており、インターネットを使った広報活動も繰り広げている。専門家は、「北朝鮮食堂は単なる食堂ではなく、外貨を稼ぐための手段であり、情報収集や対外宣伝を行う民間外交の窓口」と指摘した。（編集担当：新川悠）

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