2012年 2月 6日
地域防災計画の修正案
岡山県は6日自然災害が発生した時に、県や市町村が取り組むべき業務を定めた、地域防災計画の見直し案を発表しました。東日本大震災を受け、津波対策が強化されています。現在の地域防災計画は、「震災対策編」と「風水害対策編」に分かれていますが、今回の見直しでは、「震災対策編」が「地震・津波災害対策編」に改められました。東日本大震災後、岡山県の防災対策について検討してきた専門委員会などの提言を受け、東海・東南海・南海の3連動型地震の発生に備え、津波対策の強化、防災教育の徹底、避難対策の見直しに重点が置かれています。このうち新たに設けられた「津波災害予防計画」の項では、県や市町村が、津波の特性や避難に関する知識を住民に周知させること、津波ハザードマップの整備を行うこととした他、津波の高さや到達時間を踏まえた具体的・実践的な訓練を行うよう努めるものと定めています。また、「津波避難計画」の項では、迅速・的確な避難が出来るよう、津波警報や避難勧告などの伝達情報についてあらかじめ検討しておくことや避難誘導計画の策定、避難所や津波避難ビルの指定について定めています。具体的な被害想定は、新年度、国の想定を受けて盛り込むということです。県ではこの見直し案をHPに掲載して来月5日まで県民から意見を募集し、来月下旬に計画を決定することにしています。

さぬき市でコンビニ強盗
5日夜遅く、さぬき市のコンビニエンスストアに包丁のようなものを持った男が押し入り、現金約10万円を奪って逃げる強盗事件がありました。5日午後11時10分ごろ、さぬき市津田町のサンクス津田店に男が押し入り、レジカウンターにいた店員2人に包丁のようなものを突き付けて、「金を出せ」と脅しました。男は、店員がレジから取り出した現金約10万円を奪って逃げました。当時、店に客はおらず、店員にケガはありませんでした。警察で強盗事件として逃げた男の行方を追っています。男は、年齢が20歳くらい、身長170センチくらいで、黒っぽい服を着て白いマスクをつけていたということです。

JA香川県の元職員を逮捕
JA香川県の元職員が顧客の貯金約194万円を着服したとして、6日業務上横領の疑いで警察に逮捕されました。逮捕されたのは東かがわ市白鳥のJA香川県の元職員小島佐太司容疑者(36)です。警察の調べによりますと小島容疑者は東かがわ市の本町支店本町駅前出張所に勤務していた2009年4月、72歳の女性から預かった普通貯金の通帳や印鑑を使って現金を引き出し、194万4000円を横領した疑いです。小島容疑者は、約5年前から顧客に別の金融商品を勧め、通帳などを預かる同様の手口で、着服と穴埋めを繰り返したということで、JA香川県が去年2月業務上横領の疑いで告訴していました。取り調べに対し小島容疑者は「遊興費に使った」と容疑を認めていて、警察は、余罪についても調べることにしています。

児童対象に「こころの劇場」
演劇を観賞し、心の豊かさを育みます。劇団四季が6日倉敷市内の小学生を対象にミュージカルを披露しました。「こころの劇場」と名付けられたこの公演は、子ども達に「命の大切さ」や「人を思いやる心」などを養ってもらおうと行われたもので、倉敷市内の22の小学校から小学6年生約1700人が招待されました。今年で3回目となるこの公演では劇団四季のメンバーがアンデルセンの童話「はだかの王様」を披露し、ミュージカルを通して自分の意見や信念を持つことの大切さを訴えました。「こころの劇場」は7日も倉敷市の小学6年生、約3300人を招いて行われます。