「電子回路」の受講生用ページ

( Updated on Feb. 3, 2012 )

 「電子回路」(2年生対象)の講義概要、受講生へのメッセージを本ページに掲載します.
 順次、内容を充実させていく予定ですので、時々、覗いてください。
 質問等がありましたらメールを送って下さい.
 
【本ページの内容一覧】
  1. 講義概要等
  2. 受講生へのコメント
  3. 連絡先&ノート&演習素子購入登録
  4. レポートNew
  5. レポートに対する講評New
  6. 本試験対策New
  7. よくされる質問への回答New
  8. ここ数年採点時に気付く点

1.講義概要等:受講前に必ず読んで下さい
 講義概要等のページへは ここ から入って下さい。

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2.受講生へのコメント
 アナログ電子回路は電子回路関係分野の基礎科目です。将来、自分が電気電子工学のどの分野に進むかに関係なく、基礎科目なので受講して受講してみないと、自分がその分野に向いているか向いていないかわからないので、受講しておくことをお薦めします。
 基礎科目なので、80%以上の合格率を目指します。教官の方も努力しますが、教官だけがんばってもその目標が達成できません。受講生自身の努力が不可欠なので、この目標達成にご協力ください。
 この科目は「訳もわからず丸暗記」では単位取得はまず不可能です。「なるほどそういうことなのか」と納得するようにしてください。

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3.連絡先&ノート&演習素子購入登録
 H23年度は電子回路の授業で「電子回路工作」を行います。130名もの学生が同時に 動作チェックは不可能なので,各個人宛に動作チェックの日程をメールで 連絡します。そのため下記のリンクをクリックし電子メールアドレス登録をしてください。 ついでに講義ノートの購入の有無,成績のメールでの通知の希望の有無を回答してください。
        連絡先登録のページ
なお,上記ページは電気電子工学科内のパソコンからのみアクセス可に設定しています。学外からは閲覧できませんので,学科のパソコン実習室からアクセスしてください。
  【注】動作チェックや組み立てる回路のページはこちら(但しH22年度版)

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4.レポートUpdated
(注意)「レポート」公式文書」でかつ「読んで頂くもの」です。
 なぐり書き,折ったり汚したレポートの提出はありえません。
   1.丁寧な字で書くこと。
   2.折ったり汚さないこと。
      (提出するまでビニールシートに入れて持ち運ぶこと)
   3.自分のメモは書かないこと
      (提出日時・場所をレポートの余白に書いているのが多い)。
以後注意すること。なお他の科目のレポートでも同じです。

 レポートの模範解答例です。参考までにアップします。
(1)電気回路論の復習レポート:模範解答(PDF ファイル)
(2)制御電源を含む回路のレポート:模範解答(PDF ファイル)
(3)図式解法に関するレポート:模範解答(PDF ファイル)
(4)等価回路を用いた解法に関するレポート:模範解答(PDF ファイル)
(5)もの作りレポート:
    なぜ音の大きさがその順になるかレポートの特性図から説明できます。

【出席番号】
 専門科目では学生番号でなく「出席番号」で学生を識別しています。出席番号は
   「入学年度(2桁数字)」−「学生番号の下4桁〜下2桁(3桁数字)」
です。卒業するまで出席番号は変わりません。
 電子回路関係の掲示は出席番号で掲示しますので覚えておいてください。

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5.レポートに対する講評New
 他人のものの丸写しと思えるものが一部の人から提出されています。 他人の解答をそのまま写しても何の役にも立ちません。 もしそうしたのならこの講義は暗記科目ではないので、 まず単位取得は不可能です。 本試験までに自分で解き,解けるようになっておいてください。
 第1回目のレポート提出時に4.の注意事項を通知したのに,それ以降も自分のレポートを折って提出したり,メモ書きをしたり,なぐり書きをしたレポートが提出されているのにはまいりました。そのレポートは減点させて頂きますのであしからず。
 


6.本試験対策New
 平成23年度は下記の点について重点的に講義しました。
 試験範囲は授業で話した内容です。
  • Di、MOS、接合トランジスタの回路記号と動作原理
  • Diを用いた回路の解析法:図式解法と等価回路を用いた解法
  • 接合トランジスタを用いた増幅回路の増幅原理
  • 接合トランジスタを用いた増幅回路の図式解法による動作解析
  • 接合トランジスタのhパラメータを用いた等価回路と
    それを用いた増幅回路の動作解析
  • 接合トランジスタを用いた増幅回路の周波数特性
  • 多段増幅回路とその等価回路を用いた解析
  • 負帰還増幅回路とその等価回路を用いた解析
  • 発振回路の発振原理と等価回路を用いた解析
 教科書、ノートの持ち込みは不可。但し予習メモのみ持ち込み可です。
 予習メモは2月3日(金)に知能電子回路講座入口の橋爪のポストの上に置きました。各自,1部ずつ持って帰って下さい。
 予習メモには表裏両面に書いてもOKです。ワープロ打ちは禁止。必ず手書きしてください。文字の大きさも自由だし色をつけてもOkです。
 答案用紙提出時に予習メモも提出し、予習メモも採点します。なぐり書きはしないこと。下手な字でもていねいな字で書くこと。
 毎年,予習メモは他人のものを丸写ししたものを見かけられますが、他人のを丸写ししたものは試験の時にまず役に立ちません。また昨年,過去問の模範解答を予習メモに書いた者がいましたが,それもやめた方がいいでしょう! 大幅な減点となるかもしれません。予習メモの持ち込みを許可するということはそれをしても意味がないような問題を出題しようという意図があること。 予習メモを見ながら解答できるということは暗記ものでなく、理解度を調べるテストであること。その程度のことは2年生ならわかっているはず。予習メモにはこれだけ試験勉強したんだということがわかるように書いておくのがいいと思います。
 現在,学科長なので,今年は講義中に大学でのテスト勉強の秘伝を特別に伝授したはず。それを聞いていない人は友達に聞くこと。ま,過去問題とレポート問題は少なくとも解けるようになって試験を受けること。
 自分で解いてわからなければまず友達に聞きましょう。教えることで理解が深まりますので,聞かれたら教えてあげましょう! また,大学は一生の友達作りの場。お互い,助け合いましょう!
 人に教えると、教えた側も理解が深まり、メリットも大きいのでぜひ教えてあげること。入試勉強だと教えたら自分が損をするかもしれません。それは大学入試のように出題範囲が非常に狭い範囲の勉強で勝負がつく場合の話です。大学以降は活躍する場が多岐に渡りますので、将来解こうとする問題が教えた人と教えられた人と一致することはまずありえません。そのため、教えて損をすることはまずありえないし,逆に教える方のメリットが非常に大きいので,教えてあげましょう!

【注意】
 定規と電卓(関数電卓でなくてよい)が試験時に必要ですので、持参してください。予習メモは答案提出時に答案とともに提出となります。そのつもりで作成してください。

【確認項目】
 □制御電流源、制御電圧源を含む回路を解析できますか?
 □Di,トランジスタの回路記号が何を表すか知っていますか?
 □Di,接合トランジスタの静特性からそれらの等価回路を
  求めることができますか?
 □あの電気的特性をもつトランジスタを使って増幅回路が
  なぜ作れるかわかっていますか?
 □図式解法で増幅回路の出力を求めることができますか?
 □電気的特性から導出した等価回路を用いて増幅回路の特性
  (増幅度、入力インピーダンス、出力インピーダンス)を求め
  ることができますか?
 □増幅器の直流等価回路、交流等価回路が導出できますか?
 □多段増幅回路の等価回路を用いた解析ができますか?
 □負帰還増幅回路の等価回路を用いた解析ができますか?
 □発振回路の発振原理を説明できますか?
 □発振回路を等価回路を用いて解析できますか?

【過去の本試験問題の略解】:  平成22年度 平成21年度 平成20年度 

 今後,21年度の略解もそのうちアップする予定ですが多忙のため時間がかかるでしょう。

  (注)例年,試験問題の誤りを試験当日,修正しますので,略解が講義ノートの問題と少し異なるかもしれません。ご注意ください。あくまで略解。


7.よくされる質問への回答New
  • 「試験勉強をどうすればいいですか?」との質問が多いので・・・
     満点を取りたい人は上記の項目すべて勉強しましょう!
     とりあえず単位だけ確保したい人は、上記のレポートの問題を中心に復習し,せめて過去問とレポート問題だけは完璧に解けるようにしておくことをお薦めします。
     ただ訳もわからず問題の解き方を予習メモに書きもうとしても,たぶん単位取得は難しいと思います。わからなければ友達に聞くなりして、理解するようにしましょう!
     
  • 「補充試験はしてくれるのですか?」との質問が多いので・・・
     本講義は携帯やコンピュータなどの回路を作る会社に就職する上では不可欠な基礎科目で,この科目の内容が理解できないと就職先が相当狭まるため補充試験を行う予定です。現在,学科長で日程調整が難しい状態で実施できない場合が あるかもしれませんので,本試験で合格を目指して下さい。
     
  • 「明日、雪が降ったら試験中止なんですか?」という素朴な質問も多いので・・・。
     工学部規則では履修の手引きにも書いてるように、午前7時に大雪警報が出ていれば午前中の授業は休講になります。その場合は試験は延期になります。



8.ここ数年採点時に気付く点
 ここ数年,答案を採点してびっくりさせられることが多くなってきました。たとえば
  • グラフをまともに描けない。
     波形を描くのに横軸が何か,縦軸が何か書いてないし,単位も書いてない。mAとμAでは1000倍値が違うのに数値だけあってたらOkと思ってる。目盛りも打ってないないし・・・。そんな解答は波形が正しくてもほとんど部分点がありません。
     
  • 丸暗記。この問題がきたらこう解くと覚えています。
     問題の範囲が非常に狭い範囲に限定されている大学入試と違って,大学以降で解く問題が限定されないし,いくらでも問題は作れます。丸暗記は役に立たないので,理解するように!
     
  • 小さい字,薄い鉛筆で書いています。「答案は採点してもらうもの」と思ってないような感じがします。また途中の導出過程を説明できない人が多くいます。式だけ書いてその式の間の解き方の流れは採点者が判断しろという書き方になっています。
     上記の書き方は大学以降では受け入れられないので注意してください。自分の解いた過程が他人にわかるように書かないと正解になりません。読み取った座標すら書いてないので採点できません。
     
  • 一次関数,正弦関数のグラフが描けないのがいます。1KHzの正弦波ぐらいは描けるはずだけど。
     
  • X座標,Y座標に何を書いてるのかわかってない人もいます。座標の書き方も知らない人もいます。これって中学校の数学の範疇なんだけど・・・。
     
  • 並列回路,直列回路の電気的性質がわかってない。これって小学校の理科の内容なんだけど・・・。
     
 まだ卒業まで2年はあるので,少しずつ実力を付けていきましょう!