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【芸能・社会】

家入レオ ラジオ50局プッシュ 「サブリナ」15日発売

2012年2月7日 紙面から

 現役女子高生シンガー・ソングライター家入レオ(17)のデビュー曲「サブリナ」(15日発売)が、発売元のビクターエンタテインメントでは史上最多となる、50局ものラジオ局でパワープレイ(推薦曲)に選ばれたことが、6日分かった。10代ならではのみずみずしい感覚と、ケタ外れの歌唱力をともに備えた超大型新人として、音楽業界の注目が集まっている。

 「ライブで肝っ玉の据わり方と声の分厚さに圧倒された」(ニッポン放送制作部の松岡敦司さん)

 「しなる枝のような“歌力”」(cross fmディレクターの相越久枝さん)

 「悲痛さを伴う危うさ、メッセージの説得力…声だけで人を惹きつける魅力がある。瞳に強い意志と底知れぬ可能性を感じる。大物の風格がある」(文化放送制作部の清水良さん)

 ラジオ局の担当者が口をそろえて絶賛する歌唱力とアーティスト性で、家入はデビュー曲にして50局という破格のパワープレイを獲得した。ビクターでは05年1月発売の風味堂「ナキムシのうた」が33局だったのを大幅に更新する最多記録。同社関係者は「間口の広い“王道”の曲が選ばれるAM局も11局と反応がいい。それに値する楽曲」と自信を込める。

 家入は13歳で尾崎豊の「15の夜」に衝撃を受け、「叫びたいことを叫んでいいんだよ、と言われた気がして」音楽の道を志した。YUI(24)と絢香(24)を輩出した音楽塾に通い、才能を見いだされてデビューが決まった。

 「いつだって/本当の愛を求めて」と激しいギターサウンドに乗せて歌う「サブリナ」は、15歳のときに書いた曲だ。

 「学校では“元気キャラ”を演じていたけど、本当はみんなにどう思われてるか怖かった。でもある日、明るいキャラの友達が二人きりのときに『私、さびしいんだよね』って。自分だけじゃないんだ…と衝撃でした。そんな葛藤や孤独を、愛を求めるサブリナという架空の女性に託したんです」

 10代の痛切な思いが刻まれた曲を、清水さんは「パンチがあって無意識に人の心に入っていく。同世代だけでなく、不安や寂しさを感じているすべての人たちが共感するテーマソングになるかもしれない」と分析する。

 何より「サブリナ」と繰り返すサビは、一度聴いたら耳から離れないインパクトがある。「とにかく引っ掛かりのある曲。フレーズが頭の中をループしていく人が続出するのでは」(清水さん)。強力なパワープレイが決まったこの冬、“サブリナ中毒”の患者が大発生しそうだ。

 ◆家入レオ (いえいり・れお、本名非公表) 1994(平成6)年12月13日、福岡県生まれ。幼少からピアノを習い、13歳で音楽塾ヴォイス福岡本校に入学。昨年3月下旬に上京し都内で一人暮らし。芸名のレオは好きな映画「レオン」と、目がアニメ「ジャングル大帝レオ」のライオンに似ていると言われたことに由来している。好きなアーティストはYUI、平井堅、尾崎豊、アヴリル・ラヴィーンなど。身長157センチ。

 

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