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【サッカー】

逆転五輪切符へアタック陣再編!! U−23日本代表関塚監督明言

2012年2月7日 紙面から

帰国後、報道陣の取材に応じるサッカー男子五輪日本代表の関塚監督=成田空港で

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 ロンドン五輪アジア最終予選C組第4戦でシリアに1−2で敗れたU−23日本代表が6日、ヨルダン・アンマンから成田空港着の航空機で帰国した。シリアと勝ち点で並びながら総得点差でC組2位に後退しただけに、関塚隆監督(51)は同第5戦のマレーシア戦(22日・クアラルンプール)に向けて、アタック陣の再編と新布陣の構築に着手する考えを明らかにした。

 結果こそがすべて。得点力、決定力不足を解消すべく、指揮官の脳裏にはアタック陣の再編、布陣の再形成という青写真が描かれているようだ。

 「(候補となる選手の状態を)把握しながら、もう1度、チームを編成したい」

 「いろんなオプションがある。選手の特長を考えてどれがベストか。その辺は考えている。もう1度、直すことは大事かなと思っている」

 大津の招集失敗、清武の故障離脱…。シリア戦の前半14分にはMF山崎が左腕骨折の重傷を負った。1トップのFW永井を左サイドへ配置転換し、投入したFW大迫を最前線に据えたが、その直後にFK弾から失点する負の連鎖。持ち味のパスサッカーを放棄してまで凸凹ピッチに備えたロングボール主体の攻撃は空回りして、好機はほんのひと握りだった。前半ロスタイムに永井が同点ゴールを決めたものの、最後の最後にそのツケを払わされた。

 関塚監督は次なる戦いへ「勝ち点3が大前提。その中で、得点を取る(攻撃)パターン、バリエーションを増やしていく」と話した。招集を打診しているMF宇佐美(バイエルン)、FW原口(浦和)が2列目の有力候補になるのは間違いない。

 総得点差1。勝てば、五輪切符という「自力」は消えた。ただ、シリア以上に得点を奪って勝ち続ければ「自力」で五輪をたぐり寄せることは十分、可能。攻撃陣の再編が得点増の鍵を握っている。 (松岡祐司)

 

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