公営住宅入居希望、想定上回る　大槌町の被災者意向調査

　岩手県大槌町は６日、町内外の被災者を対象にした住宅再建意向調査で、町内に建設を想定していた災害公営住宅７５０戸分を超える約千世帯が公営住宅への入居を希望したと発表した。

　碇川豊町長は「公営住宅希望者は高齢者が多く、年齢と費用対効果を考えていると思う。数値を実施計画に反映させたい」として、建設戸数を増やすことを検討する考えを示した。

　集計は２月１日時点。約３８００世帯を対象に約７２％の２７２０世帯から回収した。仮設住宅へは職員ら１７人で訪問回収し、入居者の約９割から回答を得た。