政治自殺対策標語「GKB47」 首相が撤回表明 民主党から異論続出 2012.2.6 23:39

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自殺対策標語「GKB47」 首相が撤回表明 民主党から異論続出 

2012.2.6 23:39 民主党
参院予算委で答弁する野田首相=6日午後

参院予算委で答弁する野田首相=6日午後

 内閣府自殺対策推進室が1月23日に自殺対策強化月間(3月)の標語として採用した「あなたもGKB47宣言!」をめぐり、民主党から異論が噴出。野田佳彦首相は6日、参院予算委員会で「私も違和感を覚える。過ちを改めるにははばかることなかれ。批判を受け止め、対応を研究したい」と撤回を表明した。

 GKB47は、「ゲートキーパー(GK)」「ベーシック(B)」の頭文字と47都道府県から命名したというが、人気アイドルグループ「AKB48」をもじったのは明白。政府や民主党に抗議電話が殺到していた。

 これを受け、民主党の松浦大悟氏は6日の参院予算委員会で「遺族らは政府が命を弄んでいると憤りを感じている」と強い口調で撤回を要求。藤村修官房長官も「違和感を覚えた」と答弁した。

 ところが、自殺対策を所管する岡田克也副総理は「ポスターも張られ、動き出している。さまざまな意見があっても直ちに撤回しない」と頑として撤回を拒否。険悪な空気が流れる中、石井一予算委員長まで「過去の経緯はどうであれ、委員長として検討を要請したい」と割って入り、最終的に首相が対応を引き取った。

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