【地方政治】愛知県の政財首脳、ベトナム訪問へ2012年2月7日 09時16分 愛知県の大村秀章知事と中部経済連合会の三田敏雄会長、名古屋商工会議所の高橋治朗会頭が4月中旬、トヨタ自動車をはじめ愛知などの製造業の進出が続くベトナムを訪問する。進出企業への支援を充実させるため現地の工業団地を視察するほか、政府首脳と会談し、県による医療分野の援助も申し出る。愛知の政財界トップがそろってベトナムを訪問するのは初めて。 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、2010年末段階でベトナムに進出した日本企業は940社。愛知の企業も60社を超す。 人件費は中国より安く、政情も比較的安定しているため、韓国や中国企業との激しい競争に直面している製造業の進出が続いており、自治体や経済団体による支援の要望が高まっている。 大村知事らの滞在は5日間程度で、北部にある首都ハノイと南部の商業都市ホーチミンを訪れる。 愛知県は09年からベトナム政府の外郭団体に委託し、愛知県からの進出企業に対し、税や土地取引に関わる法制度手続きや政府の許認可事務で助言をしてもらっている。現地視察を通じて、こうした支援を拡大できないか検討する。政府首脳にも投資環境の整備を申し入れる。 一行はベトナム航空本社も訪れ、企業の進出促進のため、中部国際空港とハノイやホーチミンを結ぶ現行の計週7往復からの増便を求める。 大村知事は、ベトナム政府の医療担当省庁の幹部とも面会。愛知県がんセンター(名古屋市千種区)が、高度な治療を必要とするベトナム人患者や、医師や看護師の研修生を受け入れる協力を申し出る。 (中日新聞) PR情報
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