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2012年2月7日2時31分

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震災でビスコ脚光 11年度売上高、過去最高45億円に

写真:2007年に発売したビスコ保存缶。保存期間は1年から5年に延びた=江崎グリコ提供拡大2007年に発売したビスコ保存缶。保存期間は1年から5年に延びた=江崎グリコ提供

写真:持ち運びしやすいケース付きの「ビスコ ハッピーアソート」=江崎グリコ提供拡大持ち運びしやすいケース付きの「ビスコ ハッピーアソート」=江崎グリコ提供

写真:江崎グリコのビスコ。描かれている「ビスコ坊や」は2005年から変わり、5代目となった=同社提供拡大江崎グリコのビスコ。描かれている「ビスコ坊や」は2005年から変わり、5代目となった=同社提供

 江崎グリコ(大阪市)のビスコの売り上げが今年度、過去最高の45億円に届きそうだ。発売から80年目。東日本大震災の影響で保存期間が長い「ビスコ保存缶」が売れたことが後押しした。健康食品としての受け止めも広がり、若い女性や高齢者にもファンが増えているという。

 震災後の防災意識の高まりで、通常1年の保存期間を5年に延ばしたビスコ保存缶(2007年発売)が前年比7倍の売れ行きとなった。ビスコ全体でも前年度の1.4倍売れそうだ。これまでの売り上げの最高は08年度の38億円だった。

 ビスコは1933(昭和8)年2月に発売。22年の創業時から販売するキャラメル「グリコ」に続くヒット商品として親しまれてきた。当初から酵母入りビスケットとして販売し、2002年には小麦胚芽(はいが)入りの製品も発売したことで健康食品のイメージを広げた。パッケージに描かれた「ビスコ坊や」は05年から5代目に代わっている。

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