大阪市交通局職員でつくる大阪交通労働組合(大交)が昨年11月の大阪市長選で交通局から職員情報の提供を受け、当時の平松邦夫市長(63)支援のため大規模に「知人・友人紹介カード」の配布・回収をしていた可能性があることが6日、大阪維新の会の調査で分かった。
維新の会は、少なくとも同局全職員の4分の1の1800人以上の関与を示す紹介カードの配布・回収リストの存在を確認。市側と労組が一体で組織ぐるみの選挙支援を展開し、法に抵触する行為だった恐れもあるとみて実態解明を目指す。
同リストには「知人・友人紹介カードを提供しない等の非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」と、事実上の脅しとも受け取れる内容が明記されていた。
(紙面から)