6日午前、東京・品川区の複合商業施設で、業務用エレベーターのかごが2階に停止したまま1階の扉が開き、清掃作業員の男性がここから下の階に転落して死亡しました。
このエレベーターは本来、内側にかごがないと扉が開かない構造になっていたということで、警視庁はエレベーターのトラブルが事故原因の可能性もあるとみて調べています。
6日午前10時すぎ、品川区南大井の複合商業施設「大森ベルポート」で、「男性がエレベーターで転落した」という内容の119番通報がありました。
警察や消防が現場に駆けつけたところ、69歳の清掃作業員の男性が、商品などを運ぶ業務用エレベーターの扉の内側の地下1階の床に倒れていて、病院に運ばれましたが、全身を強く打っていて、およそ1時間半後に死亡しました。
警視庁によりますと、エレベーターは1階の扉が開いた状態でしたが、内側にかごはなく、2階に停止していたということで、男性は1階から転落したとみられています。
また、その後の調べで、エレベーターの扉は本来、内側にかごがないと開かない構造になっていたことが分かりました。
警視庁は、エレベーターのトラブルが事故原因の可能性があるとみて調べることにしています。
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