中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > 競馬・ボート > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【競馬・ボート】

東王座は武田が3連覇 西は深谷が初制覇

2012年2月6日 紙面から

東王座戦を制した武田豊樹(左)と西王座戦を制した深谷知広=高知競輪場で

写真

 東西ともに主役が優勝、好発進! 今年のビッグレース第一弾で今大会が最後となる「第11回東西王座戦」(GII、優勝賞金865万円)は5日、高知県の高知競輪場で東西の決勝戦が行われ、東王座は武田豊樹(38)=茨城=が最終ホームからの先行で押し切り快勝。消えゆく大会に大きな名を残す3連覇を果たした。

 また西王座は3番手から切り込んで抜け出した深谷知広(22)=愛知=が完全Vで初制覇した。

 最終ホームからカマした武田豊樹に対して、反撃のチャンスをうかがうライバルたち。最終バックで中村浩が長塚智の横まで追い上げ、2センターでは小林大、岡田征が立て続けにまくり追い込みで迫る。しかし、ラインの援護と、強靱な2枚腰を誇る武田が、堂々の逃げ切りで東王座初の3連覇を達成した。

 初日は果敢な先行勝負を見せたが、6着に大敗。不安視する声を、2日目の豪快なまくりで封じ込めた。「初日に逃げたことが、決勝につながった。意味のある大敗だった。東日本で1番を決める大会だと思うので、そこで3連覇を決めたことは素直にうれしい」と喜びをかみしめる。

 今年は連戦の中でもセッティングやギアに試行錯誤している。さらなる進化を求める代償として、疲れが徐々に体の切れを奪った。「(疲れは)ずっとあった。でも、自分の今の状態でもベストを尽くせば勝負になると思っている。決勝もゴール前は抜かれると思ったが、最後は気持ちでペダルを踏み込んだ」。誰にも負けたくない強い精神力こそ武田の最強の武器だ。

 「(優勝で)ダービーに弾みがつくというより、もっと自分の調子を上げていきたい。ダービーでは先行選手として尊敬する深谷君とも対戦することになる。自分のレースを常に意識して戦いたい」とキッパリ。東日本のエースとしてのプライドを胸に、今年も輪界の頂点を目指して突き進む。 

  (島田清二)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ