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【サッカー】永井 前半ロスタイムの同点弾も… 後半終了間際の悪夢2012年2月6日 紙面から ◇ロンドン五輪アジア最終予選 シリア2−1日本動けない。声も出ない。非情の失点、無情の笛。「集中が切れたわけじゃないけど…。もっと体を張らないといけなかった」。言葉を探すように、永井はうつろな表情でアンマンの青空を何度も見上げた。 悲劇の45分前、流れを引き戻したのは永井だった。快足を飛ばした。大迫のパスに右足を振った。ボールが転がる。弾道を見送りながら、祈りを送った。「入ってくれ!」。GKアルマの右手をかすめ、ゴール左隅へ向かっていく。起死回生、前半ロスタイムの同点弾。真っ青な空に叫びをぶつけ、地に右拳をたたつけた。日本ベンチは総立ちだった。背番号「11」を中心に、白色の歓喜の輪が幾重にも膨れ上がった。 大津の招集失敗、清武の故障離脱…。止まらない負の連鎖。開始14分、今度は山崎が左腕に故障を負って退場を余儀なくされた。しょぼくれる間もなく、直後にファレスの左足に沈んだ。凸凹のピッチに気後れし、パスサッカーを完全放棄すると、シリアの攻撃に圧倒された。万事休す−。誰もがそう思った。だけど、永井は冷静だった。 「ゴールを取ることだけを考えていた」 3年前の屈辱があった。08年のU−19アジア選手権準々決勝・韓国戦。勝てばU−20W杯出場が決まる大一番で、永井は沈黙した。慌てふためき、我を見失った。「あんな思いは2度としたくない」。そう言って、仲間たちに信じる勇気、団結する力を呼び掛けた。それでも勝利の女神を振り向かせられなかった。 「このチームが得点力が少ない。ずっと、そうだった。またアウェーで負けて…。切り替えてやるしかない。マレーシアに勝つ。勝つだけじゃなくて大量点で勝てるように。もうやるしかない」。最悪な形でシナリオは書き換えられたが、まだ完結してはいない。 PR情報
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