野田総理大臣は、参議院予算委員会で、閣僚人事について任命責任を追及されたのに対し、「私なりに適任と判断しながら人選をしたつもりなので、批判は甘んじて受けたい」と述べました。
この中で、たちあがれ日本の片山参議院幹事長は、野田内閣の閣僚人事について、「野田総理大臣は人事が下手で、適材適所と逆のことをやっている。人事は、なった人よりも、ならせた人の責任が重いと思うが、任命責任を感じているのか」とただしました。
これに対し野田総理大臣は、「私なりに適任と判断しながら人選をしたつもりなので、批判は甘んじて受けたいと思うが、それぞれ閣僚は、使命感や緊張感を持って職責を果たしてほしい」と述べました。
また、民主党の中谷智司参議院議員は、「日本海側を中心に大雪被害が出ているので、災害への対策を、真剣に、早く講じてほしい」と求めました。
これに対し野田総理大臣は、「大雪対策では、財政措置についても、場合によっては今年度予算の予備費の活用を含め万全を期し、財政のために何かができないということがないようにしたい。降雪量が特に多い中山間地域では、きめ細やかな対応が必要で、地方自治体と緊密に連携しながら可能なかぎりの対策を講じたい」と述べました。
また、野田総理大臣は、インターネットの動画サイトで話題になっている、前回の衆議院選挙でのみずからの発言について、「『マニフェストに書いてないことをやらないことがルールだ』と言ったところは、確かに言い過ぎだった。書いてないこともやらなければならない場合もあるので、紋切り型でものを言ったところは反省しなければならない」と述べました。
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