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【プロ野球】沢村 初フリーでカチコチ ダル式増量失敗?2012年2月6日 紙面から
筋肉を増量して“ダルビッシュ化”を目指していた巨人の沢村拓一投手(23)に“清原化”の兆候が出てきた。5日、今季初の打者との対戦となるフリー打撃に登板したが、52球中19球がボール。川口投手総合コーチは乱調の原因について、筋肉モリモリの体と投球フォームがかみ合っていないことを指摘した。 どうにも制球が定まらない。第1クール最終日の日曜日。その“目玉”として設定された開幕投手候補の初登板は散々だった。藤村に27球、ボウカーに25球。「真ん中に投げます」と宣言しても、思うようにストライクが入らなかった。 沢村は「5、6割の力でバランス良く投げるということをテーマにしていた。気持ち良く打ってもらうつもりだった」とサラリと振り返ったが、川口コーチの表情は対照的。「良い状態ではない時の沢村です」と首をひねった。 同コーチが心配するのはマッチョ化の影響だ。「相手を制圧するような投球をしたい」と2年目の目標を掲げた沢村は、ウエートトレーニングに重点を置いたオフを過ごした。東京都内のジムでは米大リーグ・レンジャーズ入りが決まったダルビッシュとも交流。10キロ増量で進化を遂げた日本の最高右腕を理想に掲げ、5キロ以上も体重を増やしていた。 しかし、自信を秘めて迎えたキャンプは苦難のスタート。川口コーチは「昨年の体ではないからではないか。筋肉をつけている分、フォームに硬さが出てきているし、しなやかさがない」と指摘した。 上半身の筋肉増量作戦には、ダルビッシュのような成功例がある一方、下半身への負担が増えて輝きを失った清原のような例もある。ただ、川口コーチは「(フォームのバランスは)投げているうちに直る」と悲観はしていない。まだキャンプは始まったばかり。修正の時間は十分に残されている。 (井上学) PR情報
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