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【プロ野球】

阪神反対か セの予告先発 

2012年2月6日 紙面から

 セ・リーグが今季から導入するか検討していた予告先発制度の採用が見送られる可能性が5日、高まった。阪神球団内で疑問視する声が強まっていることが判明した。阪神は今後も慎重に議論を重ねていく構えとはいえ、賛成に転じる可能性は低いもようだ。

 阪神がなにより疑問視していることが、一定の効果があるとされる観客動員について。ある球団首脳は、「(採用する)理由が分からない。集客効果があると言われているが、本当に効果があるのか分からない。どうつながるのか。もし単純に集客、営業を考えるなら、ボールを考えた方がいいんだから」と言う。

 統一球になり昨年はロースコアの試合が一気に増加。本塁打が急減し、野球がつまらなくなったという意見も実際にファンの間にはある。他にも先発を誰にするかの駆け引きも、ファンの興味を引く場合が多々あるという考えで、同首脳は「そういうところでドラマが生まれることもある」と続けた。

 現状では他球団は賛成意見が大半のもよう。ただし、リーグ関係者は「多数決で決まることではない。全会一致が原則である」と話す。阪神は是が非でも反対という姿勢ではないとはいえ、予告先発が観客動員増へつながることへの疑いは尽きない。3月1日のリーグ理事会で正式に協議されるが、一気に採用というのは難しくなった。

 

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