シリアのホムス市で政府軍による大量虐殺があったとされる報道を受けて、ロシアの声は同市の市民カマリ氏と電話インタビューを行った。これについてカマリ氏は「シリア軍はホムスを砲撃していない。これは反体制派の武装集団が行った」と証言している。
マスメディアはホムス市で大量虐殺があったとしているが、何があったのか?
昨夜(3日)テレビで恐ろしい映像を見た。私の住む地区の人たちの死体が映し出されていたが、彼らは誘拐され、殺されていたのだ。
誰が誰を殺したのか? シリア軍か、それとも別の誰かが殺したのか?
これは武装集団、自称「自由軍」のならず者たちだ。
死者らの中に知り合いはいたのか?
もちろんだ。その多くが私の友人で親戚もいた。兄弟、従兄弟たちの姿も…。彼らは死体となっていた。この人たちはみんな武装集団によって誘拐されたもので、殺され、今死体となって映し出されたのだ。私はアル・ジャジーラ、アル・アラビアを糾弾する。彼らはこのおぞましい殺戮に加担したのだ。彼らは2度の殺戮を行ったことになる。最初は命を奪い、2度目はその名誉と人間の尊厳を奪った。その死体を公開し、嘲笑することで。
それでは軍はどこにいるのか?
軍はここにはこなかったし、今もいない。昨日テレビは軍隊とならず者の衝突があり、撃ち合い、破壊行為があったと報じたが、とんでもない! これはすべて武装集団の手によるもので、彼ら自身が町を攻撃し、40発を超えるロケット弾が発射された。町の各所で200発ほどの対戦車ロケット弾の炸裂する音が響いている。シリア軍の関係者らは私たちと同じように射撃、爆撃から身を隠していた。火の雨が降ったようだった。テレビが伝えていることは全て嘘だ。
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