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2005年4月28日 (木)

私も行けた「MDRT」

FP社長です

JR福知山線電車脱線事故で、犠牲になられた皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。』

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MDRT (Million Dollar Round Table)

百万ドル円卓会議とは、全世界生命保険営業職の毎年業績トップ6%のメンバーで構成され、本部は米国のシカゴ。そのメンバーは、「相互研鑽」と「社会貢献」を柱とし、顧客のために最善の商品(プラン)・知識・情報等を提供しています。

去る4月14日と15日に舞浜NKホールで開催された、MDRT日本会大会に出席。当日は、日本全国から保険営業に携わるトップのメンバー、約1500余名が一同に集い「相互研鑽」と「社会貢献」をテーマにコミュニケーションを図りました。

私は、FPとして何社もの保険会社を取扱う乗合保険代理店を起業し2年目。初めての「入賞」そして「参加」でしたが、メンバーの質の高さを目の当たりにしました。

プログラムの中で、「堀 貞一郎氏」による「夢」というテーマの基調講演が印象的でした。東京オリンピック、大阪万博、11PM、シャボン玉ホリデーなどのプロデュースを手がけ東京ディズニーランドの生みの親である、名プロデューサーである堀氏。折りしも22年前の4月15日が東京ディズニーランドのグランドオープンでありその前日(4月14日)が、私の「夢の総仕上げ」であった。本日(4月14日)、「夢」についての講演をするというのは感慨深いものがあります。…と始まった。

「舞浜」という地名は当時、荒地、浜辺であったこの場所を「舞台の浜」という思いを込めて堀氏が名付けたとのこと。そしてウォルトディズニーを招致するまでの大変な道のりを語られた。「テーマパーク」という名称は、堀氏が当時考えた「和製英語」であり「生活に必要はないが心の中に必要なもの…感動を提供する場」を作り上げることを目指したとのこと。

『私たちは、絶えることのない人間賛歌の心の広場を目指して東京ディズニーランドを作りました。』という経営理念を繰り返し語られたことが印象的でした。そして感動のエピソードである「命日のお子様ランチ」のご夫婦からの感謝の手紙を持参され原文を読んでくださった。以前にも聞いている話なのですが、やはり涙が止まりませんでした。(;>_<;)

ディズニーは、「マニュアルで提供しているのではない。」「マニュアルを越えたところに感動がある。」と堀氏。…時にはマニュアルをはずれてもゲストに感動と喜びを提供する…これが「テーマパーク」作りを目指した最初の「夢」であったと言えるのかもしれないと感じました。

私はFPとして、生命保険を扱う者としてお客様へ、『「夢」や「感動」』を提供していきたいという思いを重ねた日でもありました。余談ですが、ファンタジーランドの「ホーンテッドマンション」の、幽霊屋敷のアトラクション。入館と同時に聞こえてくる「ようこそこの館へ…」というあの声は、堀 貞一郎氏の声でした。

そんな堀氏はこんな話をしてくれました。(。)

…ちょっとその前に、、、

「堀 貞一郎 著」は、amazonnで、現在5冊を取扱ってます。

東京ディズニーランドにある若い夫婦が来ました。ランド内のレストランで彼らはお子様ランチを注文したのです。もちろん、お子様ランチは9歳以下とメニューにも書いてあります。子供のいないカップルにはマニュアルではお断りする種類のものです。

当然、「恐れ入りますが、ここのメニューにも書いておりますが、お子様ランチはお子様用ですし、大人には少し物足りないかと思われますので…」というのが、マニュアルです。

しかし、アルバイト(キャスト)の青年は、マニュアルから一歩踏み出して尋ねました。「失礼ですが、お子様ランチは誰が食べられるのですか?」

 「死んだ子供のために注文したくて」奥さんが答える。
 「亡くなられた子供さんに」とキャストは絶句しました。
 「私たち夫婦は子供がなかなか産まれませんでした。
求め続けて求め続けてやっと待望の娘が産まれました が、体が弱く一歳の誕生日を待たずに神様のもとに召されたのです。

私たち夫婦も泣いて過ごしました。子供の一周忌にいつかは子供を連れて来ようと話していたディズニーランドに来たのです。そしたらゲートのところで渡されたマップに、ここに、「お子様ランチ」があると書いてあったので思い出に…」そう言って夫婦は目を伏せました。

キャストのアルバイトは「そうですか。では、どうぞ召し上がってください」と応じました。そして「ご家族の皆さま、どうぞこちらのほうに」と四人席の家族テーブルに夫婦を移動させ、それから子供用のイスを一つ用意しました。

そして「子供さんはこちらに」とまるで亡くなった子供が生きているかのように小さなイスに導いたのです。しばらくして運ばれてきたのは三人分のお子様ランチでした。キャストは「ご家族でごゆっくりお楽しみください」と挨拶して、その場を立ち去りました。

若い夫婦は失なわれた子供との日々をかみしめながら、お子様ランチを食べました。

行為自体はマニュアル破りの規則違反です。でも、東京ディズニーランドでは、先輩も同僚も彼の行動は咎めません。それどころか彼の行為はディズニーランドでは賞賛されるのです。マニュアルは基本でしかありません。それを越えるところに感動が潜んでいるのです。

この出来事に感動した若い夫婦は、帰宅後に手紙を書きました。

「お子様ランチを食べながら涙が止まりませんでした。まるで娘が生きているように家族の団らんを味わいました。こんな娘との家族団らんの体験を東京ディズニーランドでさせていただくとは、夢にも思いませんでした。これから、二人で涙をふいて生きてゆきます。また、二周忌、三周忌に娘を連れてディズニーランドに必ず行きます。そして、私たちは話し合いました。今度はこの子の妹か弟かを連れてきっと遊びにゆきます」

という手紙が東京ディズニーランドに連日届けられます。

それは直ぐに張り出され、コピー。舞台裏で出演の準備をするキャストに配られます。 舞台裏ではキャストさんとして働いている多くの男女の若者が共感して泣くそうです。

でも、しばらくして先輩が号令をかけるんです。

「涙は舞台裏まで、パーク内では涙は禁物。今日も日本中いや世界中の人が、ここディズニーランドに感動を求めて来ています。今日はどんなドラマを誰が創るのかな?それでは、みんな笑顔で準備を!」と。

ミッキーの産みの親でもある、ウォルト・ディズニーがディズニーランドに求めたもの、それは「お客が映画の世界に入り込み、一緒に感動を作り上げていくこと」でした。だから東京ディズニーランドではお客を、「ゲスト=共演者」と呼び、従業員を「キャスト=出演者」と呼びます。

皆さまもご存知の通り、東京ディズニーランドでは、立ち止まって地図を見ていると、キャストさんが必ず笑顔で寄って来られ、「何かお探しですか?」と、声をかけてくれる。「ここを探しているんです!」と言うと、キャストさんは、「そちらは、ここを真っ直ぐ行かれて、あのヤシの木の右側が、そのエリアです。楽しんで、行ってらっしゃい。!」と言ってくれます。

写真を撮るようなら(写メール(この場合はどうでしょうか?))、掃除担当者さんも寄って来られ「私が撮りましょうか?」と尋ねてくれ「ハイ。チーズ!」と、シャッターを押してくれる。直ぐに、「とっても素敵な写真が撮れましたよ。行ってらっしゃい。楽しんで!」と、また笑顔で対応して下さいます。

人を感動させるところには、人が集まります。私自身も、『顧客に喜んでもらえること』で、自分の存在価値を感じ続け今年はもっともっと自発的になろうと、決意も新たに、日常業務に邁進しております。

FP業務ならびに「保険・年金・ライフプランニング」等、少しでもお役に立てれば幸いです。気楽にご相談下さい。_(_^_)_

Life Solution 「ご相談窓口はこちらです。」 

それでは、善きGWを。このサイトの訪問者である皆さまへ、「旬」な情報が届けられるよう、「今日より明日へ」の思いで、しっかりと学んで参ります。日々、無事故でご健康を。では、FP社長でした。(^。=)

ヨォーシ!

来年も、この「場」に参加するゾ!

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