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2007年02月18日

ディズニーランドの「お子様ランチ」

ディズニーの感動サービス 「お子様ランチ」のお話はご存知でしょうか?

東京ディズニーランドにある若い夫婦が訪れました。
そして彼らは自分たちの注文の後に「お子様ランチ」を注文したのです。

お子様ランチは9歳以下とメニューにも書いてあります。
子供のいないカップルに対してはマニュアルではお断りすることになっています。

当然の如く、
「恐れ入りますが、このメニューにも書いておりますが、お子様ランチはお子様用
ですし、大人には少し物足りないかと思われますので・・・」と言うのがマニュアルです。

しかし、アルバイト(キャスト)の青年は、何かひっかかるものがありマニュアルから一歩
踏み出して尋ねました。
「失礼ですが、お子様ランチは誰が食べられるのですか?」
「死んだ子供のために注文したくて」と奥さんが応える。
「亡くなられた子供さんに!」とキャストは絶句しました。

「私たち夫婦には子供がなかなか授かりませんでした。求め続けて求め続けてやっと待
望の娘が産まれましたが、身体が弱く一歳の誕生日を待たずに神様のもとに召されたの
です。私たち夫婦も泣いて過ごしました。子供の一周忌に、いつかは子供を連れて来よう
と話していたディズニーランドに来たのです。

そしたら、ゲートのところで渡されたマップに、ここにお子様ランチがあると書いてあったの
で思い出に・・・」そう言って夫婦は目を伏せました。

キャストのアルバイトの青年は
「そうですか。では、召し上がって下さい」
と応じました。

そして、「ご家族の皆さま、どうぞこちらの方に」と四人席の家族テーブルに夫婦を移動させ、
それから子供用の椅子を一つ用意しました。
そして、「子供さんは、こちらに」と、まるで亡くなった子供が生きているかのように小さな椅子
に導いたのです。そしてしばらくして、運ばれてきたのは2人のご注文とお子様ランチでした。
キャストは「ご家族でゆっくりお楽しみください」と挨拶して、その場を立ち去りました。
若い夫婦は失われた子供との日々を噛みしめながら、お子様ランチを食べました。


感動のサービスはマニュアルを超えるところから始まります

この続きのお話は 4月25日 大阪産業創造館
【CS事例研究会】にて・・・
香取貴信氏が来阪されます

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