養殖ウナギの「原料」になる稚魚(シラスウナギ)が今年は極度の不漁で、取引価格が過去最高レベルに高騰していることが6日、分かった。
異例の事態を重視し、水産庁は近く対策会議を開く。
水産庁によると、09年に24.7トンだったシラスウナギの推定漁獲量は10年が9.2トン、11年が9.5トンと2年連続の不漁。今年も極めて低レベルで、昨年同期に比べても半分以下の地域がほとんどになっている。04年に全国平均でキロ当たり25万円余りだった取引価格は、200万~250万円にまで高騰している。(共同)
毎日新聞 2012年2月6日 11時04分