2日午後4時40分ごろ、周南市大島の日本精蝋徳山工場から、「機械に重油を送るポンプが燃えている」と110番があった。火は設備の配管の一部などを焼き、約40分後に消し止められた。
周南署によると、けが人はなく、有害物質の流出などもなかった。現場は徳山湾沿いの工場群の一角。
徳山湾沿いのコンビナート群では昨年11月、大手総合化学メーカー「東ソー」南陽事業所(周南市開成町)で爆発事故が発生。作業員1人が死亡し、有害物質が流出した。また先月30日には同事業所内の研究所の一室を焼くなど火災事故が相次いでいる。【遠藤雅彦】
〔山口東版〕
毎日新聞 2012年2月3日 地方版