皆既月食:見物帰りの小学生2人はねられ死亡 男を逮捕

2011年12月11日 5時45分 更新:12月11日 10時57分

 10日午後11時5分ごろ、兵庫県加西市上野町の県道で、同市北条町横尾、会社員、生田直介さん(46)の長男で市立北条小6年の敦弘君(12)と、次男で同小2年の汰成(たいせい)君(8)が軽トラックにはねられ、汰成君は頭などを強く打って即死、敦弘君も全身を強く打って間もなく死亡した。2人は同日深夜の皆既月食を見ようと、母親(36)と出かけた帰りだった。県警加西署は、軽トラックを運転していた同市下万願寺町、建築業、小池(おいけ)巧容疑者(53)を自動車運転過失致死の疑いで現行犯逮捕した。

 同署によると、現場は中央線のないほぼ直線の道路で、敦弘君と汰成君は道路脇にいた。現場近くに2人が通う空手の先生が住んでおり、一緒に皆既月食を見るため、母親と先生宅を訪ねていた。しかし先生の体調がすぐれないため、すぐ帰宅することになり、2人は母親より一足早く家の外に出ていたという。

 小池容疑者の呼気からは1リットル中0.4ミリグラムのアルコールが検出され、同署は危険運転致死容疑も視野に入れて調べている。小池容疑者は「電柱にぶつかったと思った。人をはねた認識はない」と供述しているという。【高橋一隆】

top
文字サイズ変更
このエントリーをはてなブックマークに追加
Check
この記事を印刷

PR情報

スポンサーサイト検索

アーカイブ一覧

 

おすすめ情報

注目ブランド

特集企画

東海大学:健康に老いることを目指して抗加齢ドッグに携わる。

現在の老化度を知り、今後の健康に役立てる

予防医学について聞く。