COP17:京都議定書延長 日本は13年以降「空白」に

2011年12月11日 13時26分 更新:12月11日 16時27分

COP17が閉幕し、抱き合う議長のヌコアナマシャバネ南アフリカ外相(右)とフィゲレス・気候変動枠組み条約事務局長=南アフリカ・ダーバンで2011年12月11日早朝、江口一撮影
COP17が閉幕し、抱き合う議長のヌコアナマシャバネ南アフリカ外相(右)とフィゲレス・気候変動枠組み条約事務局長=南アフリカ・ダーバンで2011年12月11日早朝、江口一撮影

 【ダーバン(南アフリカ)江口一、高尾具成】地球温暖化対策を話し合う国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)は11日未明、2012年末で期限が切れる京都議定書を延長することで合意した。延長の期間など詳細は来年のCOP18で決める。日本は議定書延長への参加を拒否しており、13年以降は削減義務のない「空白期間」に入る。 

 一方、京都議定書に代わって、すべての主要排出国が参加する新たな枠組みでの温暖化対策については作業部会を創設して協議。15年までに採択し、20年の発効を目指す。ただし、新枠組みにどこまで法的拘束力を持たせるかは合意できず引き続き交渉していく。

 COP17は、各国の主張が対立し、会期が2日間延びるという過去最長の締約国会議となった。

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