2011年12月9日 14時59分 更新:12月9日 16時29分
京都大は8日、来年度の入学試験でカンニングが疑われる行為をした受験生に“イエローカード”で警告すると発表した。今年2月の入試で、携帯電話を利用した不正が起きたことを受け、「抑止効果を狙う」という。同日公表した募集要項に「受験に関する注意事項等」を新たに設け、「カンニングペーパー等を使用する」などを不正行為とし、「その場で受験の中止と退場を命じる」と明記した。
そのうえで「携帯電話等をカバンにしまわず、身につけていたり手に持っている」「長い間、机の下や服のポケット等に手をいれる」などを「不正行為となることがある」と規定し、見つけた場合は試験監督者が無言で警告の文書を示すことにした。【榊原雅晴】