年金:減額は来年10月以降 特例水準、厚労相が見解

2011年12月9日 10時50分 更新:12月9日 11時6分

 小宮山洋子厚生労働相は9日午前の閣議後の記者会見で、特例で本来より2.5%高くなっている年金額を来年度から3年間で解消する政府案の実施時期について「4月からは難しい。年度の半ばから後半という感じだ」と述べ、減額実施は来年10月以降になるとの見通しを示した。

 厚労省は来年度から0.8~0.9%ずつ年金額を引き下げ、3年間で本来の水準に戻す考え。引き下げには来年の通常国会で関連法案を成立させる必要があり、小宮山厚労相は周知期間などを含めると、来年4月からの実施は困難と判断したとみられる。民主党内では1年の引き下げ幅を小さくするため、是正にかける期間を5年に延ばすべきだとの声が上がっている。【山田夢留】

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