皆既月食:10日夜、全国で観測可能 満月が地球の影に

2011年12月8日 19時9分 更新:12月8日 20時31分

皆既月食のイメージ図(12月10~11日)
皆既月食のイメージ図(12月10~11日)
2000年7月に見られた皆既月食=鮫島弘樹撮影
2000年7月に見られた皆既月食=鮫島弘樹撮影

 満月が地球の影にすっぽり入る「皆既月食」が10日夜、全国で観測できる。南の空高く、明るく輝く満月が徐々に欠け始め、「皆既」の状態が約52分間続く。始まりから終わりまで約3時間半の「天体ショー」を全国で観測できるのは、00年7月16日以来11年5カ月ぶりという。

 月食は太陽、地球、月が一直線に並び、月に当たる太陽光を地球が遮るために起きる。地球の影に月の一部が入った状態が部分月食、完全に隠れると皆既月食だ。

 太陽光のうち波長が長い赤い光だけは、地球の大気で屈折し月に届くため、皆既の間も赤銅色に見える。火山の噴火などで大気中にちりが多い時には、黒っぽくなる。

 今回は全国どこでも午後9時45分に月が欠け始める。皆既は午後11時5分から同58分まで。満月の形に戻るのは11日午前1時18分。【比嘉洋】

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