民主党の前原誠司政調会長は5日、日米両政府が米軍再編問題で、在沖縄米海兵隊のグアム移転を普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設と切り離して先行実施することに大筋合意したことについて「(普天間飛行場を名護市辺野古に移設する)日米合意はそのまま生きている。普天間の固定化にならないよう努力したい」と述べた。広島市で記者団に語った。
一方、自民党の茂木敏充政調会長は5日のNHKの番組で「沖縄との信頼をどんどん失うことが起きている。普天間問題が新しい局面に入る中で、どうして(野田佳彦)首相は沖縄に行かないのか。優先順位が違っている」と述べ、野田政権の対応を批判した。【光田宗義、念佛明奈】
毎日新聞 2012年2月5日 17時50分(最終更新 2月5日 19時13分)