■樹木に放射性セシウムが蓄積
2012年2月1日、東京農業大学の調査によって
福島県南相馬市の森林の放射線測定が行われ、その結果が報道により明らかとなった。
image from
Diverse conifer forest, Ohayashi, Tokushima / goonmirk 放射性セシウムは樹木に吸収され、12月に伐採されたスギ1本の外樹皮からは
4万2260ベクレルの放射性セシウムが検出された。
平成23年に入り成長した年輪の部分からも5,430ベクレルが検出されている。
先月、砕石の放射能汚染により、汚染されたコンクリートを使用したマンションなどから高濃度放射線が検出されたのは記憶に新しい。
(参考:
新築マンションのコンクリートから毎時1.4マイクロシーベルトの放射線!-放射能汚染コンクリ200社以上に拡散中!)
今度は、
木材の放射能汚染が明らかとなったということである。
■木材出荷時の放射線に関する基準値はない
林野庁によると、木材出荷時の放射線に関する
基準値は設定されていないとのことである。
つまり、スギやヒノキの建築用木材が放射能汚染されてていてもそのまま市場に出回っているということである。
実際に今回検査を行った樹木は伐採工場で伐採された30本をサンプルとして調査したものである。
同大学の
林隆久教授(バイオサイエンス学科)は、放射能汚染された原木から加工された木材からセシウムが放出されないか研究を進める必要があるとしている。
要するに、木造家屋についても放射能汚染の危険性は否定できないということである
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naka773】

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