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【プロ野球】

「絶好調」になるまではダメ? 中畑監督の復帰延期

2012年2月5日 紙面から

インフルエンザを発症したDeNAの中畑監督は、静養中のホテルの部屋から練習を見守る

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 やはりキヨシは「好調」じゃなく「絶好調」じゃなきゃダメ? A型インフルエンザを発症したDeNA・中畑清監督(58)の復帰に“待った”がかけられた。回復は順調で5日の復帰を目指していたが、4日夕に医師の往診を受けたところ、万全を期すということで練習休みとなる6日まで休むことが決まった。

 3日から宿舎の自室で隔離されている中畑監督。この日の往診では体温は36・4度に下がったが、のどの痛みがまだあり、鼻水が出ることなども考慮し、5日の療養が決定。1軍が練習休みの6日は2軍の嘉手納で新人にノックをする予定だったが、球団はここも休ませる方針。復帰は早くても7日となった。

 中畑監督のキャラクターを考慮しての判断でもある。「中畑監督は元気が取りえ。回復した姿で指揮をとらないといけない」と球団関係者。声もかすれているし、痰(たん)も出る。球場で鼻をかんだり顔をしかめる姿は“絶好調”が代名詞の中畑監督に似合わない。

 4日の練習は12階の自室から視察。ナインと同じチームジャンパー姿。ボールを持ち、内野のシートノックを見守り拍手を送った。「連日の疲労を感じさせない、無駄の無いメリハリのあるよい練習ができている。これもコーチ、選手の高い意識のおかげだと思う」。広報を通じてコメント。練習内容には満足していることをうかがわせた。

 ただ、隔離はやはりつらいようだ。「部屋待機は疲れる。今は非常に元気で、正直早くグラウンドに出たいけど、中途半端に現場復帰することはファン、選手、スタッフ皆に申し訳ない。100%元気な中畑清を見せられるように、もう少し時間をください」。ファンへ向けては「絶対に元気な姿で帰ってくるからね。その時は熱く立ち上がった姿をお見せします。立つんだキヨシ! ばか言ってんじゃねえよ…」と、一人でボケとツッコミをしながら、絶好調な再始動を誓った。 (後藤慎一)

 

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